ここから本文です

Jリーグとの契約の途中打ち切りは?サーバーは大丈夫? DAZNのCEOに聞く

BuzzFeed Japan 2/17(金) 10:43配信

25年目を迎えるJリーグが2月25日に開幕する。今シーズン最大の変化は、中継パートナーがスカパー!から、イギリスの動画配信大手の英パフォームグループの傘下「DAZN」に変わったことだ。

【写真】とっとこ走るよ!サッカー場などを走り試合を邪魔しまくるカワイイ選手たち

10年で2100億円という巨額の放映権はリーグの環境を変えるとともに、サポーターの楽しみ方も大きく変えようとしている。期待と不安が入り混じる2017年のJリーグについて、BuzzFeed NewsはDAZNのジェームズ・ラシュトンCEOに話を聞いた。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

DAZNは本当にJリーグと10年間添い遂げるのか

JリーグとDAZNの契約は2月1日からスタートした。初期投資として20億円がプロモーション費に充てられ、17日から本格的にテレビCMなどが流される。

多額の投資はリーグに恩恵を与えるが、そもそもJリーグにそれだけの投資の価値はあるのか?と疑問をもったサッカーファンは多いだろう。1月20日に開催されたメディアブリーフィングでも、取材陣からJリーグに多額の投資をする根拠についての質問が飛んだ。

DAZN側はこの際、調査により「Jリーグには1000万人の潜在的なファンがいる」「スタジアムを訪れるファンは確かに減少しているが、J1、 J2のファンの数自体は伸びており、J3は20%以上の伸長がある」ことを根拠に挙げた。

とはいえ、そこはビジネス。採算が取れないと判断し、途中で契約を打ち切りとなれば、Jリーグには大きな混乱をもたらしかねない。

DAZNは本当に10年の期間、Jリーグのパートナーであり続けるのか。

「通常は個別の契約や提携関係についてコメントすることは控えているが、本件については10年で2100億円の契約であり、途中で契約をやめるということはありません。我々にとっても大きな契約ですが、Jリーグにとっても大きな契約。互いにサポートし合うには密接な関係が必要と考えています。したがって、2~3年で契約を打ち切り、Jリーグの各クラブにも迷惑をかけてしまうことは決してありません」(ラシュトンCEO)

DAZNがJリーグへの投資に動いた理由の一つとして挙げるのが、リーグの「高い競争力」だ。

メディアブリーフィングで配布された資料によれば、勝利試合のアウェイ率は比較対象の4リーグ(豪Aリーグ、中国CSL、英プレミアリーグ、スペインリーグ)よりも高い50.4%。優勝チーム数も6チームとAリーグと並びもっとも多い。

つまり、欧州主要リーグのような突出したビッグクラブがなく、多くのクラブに優勝のチャンスがある、スリリングなリーグと言える。

しかしDAZNとの巨大契約はリーグの有り様を変化させる可能性がある。

Jリーグは 2017年シーズンからJ1の賞金が1億円から3億円への増額。さらに巨額放映権料を原資に、J1の1~4位クラブに「理念強化配分金」を支給すると発表した。

配分金は3年に分け支給され、優勝クラブには15.5億円、2位には7億円、3位には3.5億円、4位には1.8億円が合計で配分。既にJの有力クラブはシーズン前に積極補強を行っており、今後クラブ間の格差が広がることも予想されている。

この矛盾についてはラシュトンCEOは次のように答える。

「実はJリーグで資金をどのように配分するかについて、私どもは関与しておらず、情報もないんです。しかし、Jクラブもアジアチャンピオンズリーグで戦う競争力を上げなければならないし、インフラやスタジアムの投資も必要です。ある程度の成果主義を導入することは、より良いクラブ作りにつながるし、Jリーグの関心も高まると思います」

1/3ページ

最終更新:2/17(金) 17:12

BuzzFeed Japan