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元テレビ局アナの窃盗事件、最高裁「逆転無罪」の可能性も

TBS系(JNN) 2/17(金) 19:28配信

 テレビ局の元アナウンサーが、銀行で他人が置き忘れた封筒から現金を盗んだとして窃盗の罪に問われた裁判です。一審と二審の判決は有罪でしたが、17日、最高裁の弁論が開かれ、逆転無罪の可能性が高くなりました。

 「私は煙石博です。6万6600円をとってもいないのにとったとされました。私は無実です」(中国放送元アナウンサー 煙石博被告)

 広島・中国放送の元アナウンサー煙石博被告(70)。事件が起きたのは2012年、広島市内の銀行でした。ロビーの記帳台に税金を払うために女性がやってきて、持っていた白い封筒を置き忘れたままそこを離れました。封筒には、税金の振込用紙と現金およそ6万6000円が入っていたといいます。その直後、同じ記帳台に現れた煙石被告。封筒から現金を抜き取り、盗んだとして窃盗の罪に問われました。一審と二審は、防犯カメラの映像などをもとに、煙石被告に懲役1年・執行猶予3年の判決を言い渡しましたが、煙石被告は一貫して無罪を主張していて、最高裁に上告していました。

 そして、17日、最高裁で開かれた弁論。弁護側は、「防犯カメラに現金を盗んだ部分は写っておらず、封筒に6万6000円を入れたという被害者の記憶も不鮮明で信用できない」とした上で、次のように主張しました。
 「地元アナウンサーとして活躍した社会的立場があり、現金500万円を払い戻すために銀行に行っていた煙石被告には、わずか6万円余りのために犯罪を犯す動機は皆無だ。煙石被告は無罪である」(弁護側)

 一方、検察側は、「防犯カメラの画像は不鮮明で、封筒から現金を抜き取ったと断定することは困難だが、被害者が離れた後に記帳台に近づいた者は煙石被告しかいない」として、上告は棄却されるべきだと訴えました。

 「簡単に言えば現金が(封筒に)入っていたのですか。入れ忘れはなかったのですか。それを支える客観的な証拠は何なのですか。これを検察官に証明させないと無罪推定の原則に反するのでは」(久保豊年 弁護士)

 「最高裁においては、それを払拭してくださるような正義と真実に基づいた公正なる判断をお願いするばかりです」(煙石博被告)

 最高裁の弁論は二審の判断を変更する際に開かれるため、最高裁が逆転無罪の判決を言い渡すか、二審に差し戻す可能性が高くなりました。(17日17:12)

最終更新:2/18(土) 1:14

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