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【ミラン番記者】本田圭佑が「栄光の10番」を背負うことを大多数のミラニスタは不愉快に思っている

SOCCER DIGEST Web 2016/10/20(木) 16:52配信

足が腫れていようがいまいが、あまり違いはなかったのかもしれない。

 今度は怪我だ。本田圭佑の抱える問題がまだ足りないとでも言うかのように、今度は左足首の捻挫が彼を見舞った。
 
「足首がどうやら腫れているようだ」
 
 セリエA8節のキエーボ戦を翌日に控えた10月15日の会見で、指揮官のヴィンチェンツォ・モンテッラはそう語った。4日前のオーストラリア戦(ロシア・ワールドカップ予選)で痛めた箇所だという。
 
 しかし、足が腫れていようがいまいが、実際あまり違いはなかったかもしれない。どちらにせよ本田の地位はモンテッラの中でかなり低く、プレーしないことに変わりはないのだから……。
 
 モンテッラはいま、非常に良い仕事をしている。キエーボを3-1で下したことでミランは、5年ぶりにセリエA2位タイまで浮上。まだシーズンの5分の1を過ぎた段階だが、過去3シーズンは8位、10位、7位と低迷してきたロッソネーロにとっては、快挙と言っていい順位だ。
 
 自然、チームを取り巻く空気は熱く、ポジティブなものになっている。ビッグマッチであるユベントス戦(10月22日のセリエA9節)を目前にして、その熱気も最高潮だ。
 
 ミランのチームドクターが言うには、そのユーベ戦までには本田の怪我も治るそうだが、それもまたあまり重要ではないかもしれない。おそらく治っていても、今まで同様にスタメンはありえないのだから……。
 
 今シーズンここまでの本田のプレータイムはわずか18分間。ミランのフィールドプレーヤーでは、故障中のマティアス・フェルナンデスと半ば戦力外のマリオ・パシャリッチの0分間、怪我で長欠しているアンドレア・ベルトラッチの3分間に次いで、少ない数字である。
 
 このデータには考えさせられる。イタリアの地に降り立った日、本田はミランでの冒険がこんなストーリーを辿るなどとは想像すらしていなかっただろう。
 
 本田がミランの選手として初めて公式に紹介された日のことを、日本の皆さんはまだ覚えているだろうか? 2014年1月8日、会場は本拠地サン・シーロのピッチを見下ろせるエグゼクティブルーム。本田の登場する道にはレッドカーペットが敷かれ(こうした扱いを近年で受けたのは、本田以外にはロナウジーニョとマリオ・バロテッリだけ)、200人近くの記者が彼を待ち受けていた。クラブは本田のために特別なロゴマークを作成していたほどだ。
 
「僕は人に夢をプレゼントするのが好きなんです」
 
 本田がそう言うと、満面の笑顔でアドリアーノ・ガッリアーニ副会長はこう語った。
 
「我々は1年近く彼の獲得を狙っていた。カカ(現オーランド・シティ)とも共存できるだろう」
 
 そして、こう釘を刺すことも忘れなかった。
 
「彼はプレーをしにミランに来たのだよ」
 
 つまり、「マーケティング目的の獲得ではない」という意味だ。もちろん、本田のユニホームが3週間で5000枚も売れたことに気を悪くしてはいなかったろうが。ミラノのマルペンサ空港やサン・シーロには、彼をひと目見ようと大勢の日本人サポーターが押し掛けたものだ。

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最終更新:2016/10/20(木) 19:27

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