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四角大輔×鎌田安里紗が企画「すべてが土に還る服」

オルタナ 2016/12/22(木) 14:09配信

すべてが土に還せる天然素材で作られた服がある。生地は100%天然素材で、ボタンは木や貝でできている。この服をプロデュースしたのは、ミリオンヒットを7回達成した実績を持つ四角大輔さんと人気モデルの鎌田安里紗さん。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

この服はアパレルブランド「Atelier Fuwari(フワリ)」のアイテム。キャッチフレーズは、「誰も傷つけずに、すべてを土に還せる」だ。種類はユニセックスのサルエルパンツと、レディースのサロペットの2種類。

Fuwariを立ち上げたのは、埼玉県志木に住む鈴木弘美さん。タイに生産拠点を持ち、天然素材を使った服作りを行う。農薬をほとんど使わないリネンは日本、イタリア、フランスから取り寄せる。国産のオーガニックコットンを使用し、手作りで丈夫なため長く着続けられる製品が自慢だ。

ブランド名を「フワリ」としたのは、「心も身体もふわりとしていられる服を目指したから」(鈴木さん)。アイテムは無地なものが多く、透明感と軽快さが際立っている。

鈴木さんはファッションブランドを立ち上げる前までは、日本在住の外国人を支援する団体でボランティアをしていた。冤罪の可能性がある外国人に、拘置所まで面会しに行くなど、数々の案件を担当していた。

犯罪や刑事事件を目にするたび、人が生きていくことの困難さを実感するようになる。こうしたなか、「人は幸せになるために生まれてきたんだ」と強く自分に言い聞かせるようになった。

そして、「人が日常から幸せに生きられるように」(鈴木さん)ファッションブランドを立ち上げた。鈴木さんのキャリアに、アパレル経験はない。それでもファッションを選んだのは、「(自分自身が)好きだったから」。

生産拠点をタイにしたのには、理由が2つある。一つは、縫製技術にほれ込んだから。そして、もう一つは、あるタイ人少女との出会いから。日本在住の外国人を支援する団体で、人身売買に遭ったタイ人女性を保護したことがあった。

無事、その少女をタイにある家まで届けたのだが、その少女はHIVになってしまった自分を攻め続け、自殺してしまう。少女を救えなかったという後悔から、タイへの思いが強くなったという。

タイで製造を委託している小さな工房には、5人の職人が働いている。鈴木さんも頻繁にタイに行き、職人たちと交流する。一つひとつのアイテムがハンドメイドで、丁寧に作られている。Fuwariのアイテムは軽さもあるが、着崩れしない丈夫さは、この職人たちの腕だ。

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最終更新:2016/12/22(木) 14:09

オルタナ

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