ここから本文です

中村俊輔、横浜FMでのラストゲームか 天皇杯準決勝でJ王者鹿島に敗れ今季終戦

Football ZONE web 2016/12/29(木) 16:14配信

後半途中からピッチに登場、技術の高さを見せるもゴールを生み出せず

 試合終了のホイッスルを聞くと、表情に悔しさを浮かべてピッチを見つめた。横浜F・マリノスのMF中村俊輔はうつむきながら、号泣するFW齋藤学の手を取り引き起こした。

J1・J2リーグ「退団・戦力外選手&新加入選手」

 天皇杯準決勝の鹿島アントラーズ戦後半18分、クラブの象徴的存在であるレフティーは、FW富樫敬真と交代しピッチに入った。トップ下で先発したMF前田直輝は1トップにシフトし、背番号10がトップ下に入る。

 百戦錬磨のキャプテンは左膝にテーピングを巻きながらも、J王者相手に技術の高さを見せつけた。0-1で迎えた同26分、左サイドからのフリーキックのチャンスで、ゴール前に絶妙なクロスを入れる。MF中町公祐がヘディングで軌道を変えると、DF金井貢史が頭で同点弾を押し込んだかに見えた。だが、判定はオフサイドとなった。

 その後、鹿島に追加点を奪われ0-2となって迎えた同35分には、鹿島の3人に囲まれながらも圧巻のキープ。同45分には齋藤とワンツーで鹿島守備陣を崩したが、ゴールは遠かった。チームはそのまま0-2で敗れた。

オファーが届いている磐田移籍が加速か

 長年にわたって横浜FMのシンボルだったレフティーは、この試合がラストゲームになる可能性が浮上している。ジュビロ磐田から獲得のオファーが届いており、この日がチームの今季最終戦となったことで、中村に加えて今季限りで契約満了となる齋藤ら主力の去就問題が一気に加速することになる。

 横浜マリノスジュニアユース出身の中村は桐光学園高校を卒業後、1997年に横浜マリノス(当時)入り。2002年にレッジーナに移籍し欧州で8シーズンを過ごし、2010年にエスパニョールから横浜FMに復帰。創造性溢れる華麗なプレーと一撃必殺のFKで、通算13シーズンの間、横浜FMサポーターを魅了してきた。

 稀代のファンタジスタのトリコロールのユニフォーム姿は、これで見納めになってしまうのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:2016/12/29(木) 17:10

Football ZONE web