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Twitterはなぜ、米メディア企業の関心を失ったのか?:「競争で負け組になっている」

DIGIDAY[日本版] 1/4(水) 7:10配信

ソーシャルパブリッシングは、ゼロサムゲームになっている。メディア企業が読者の関心を引き寄せるためにFacebook、インスタグラム、Snapchat(スナップチャット)へと向かうにつれて、ある場所が注目を失いつつある。それはTwitterだ。

ニュースメディアのMic(マイク)は、インスタグラムのユーザーを獲得するために10名から成るチームを編成したが、チームのメンバーが以前に担当していた仕事は、グラフィックス、編集、そしてTwitterだった。また、米新聞社のボストングローブ(The Boston Globe)は、これまで選挙のたびにライブツイートを熱心に打っていたが、今回の大統領選挙ではFacebookユーザーにエンゲージすることに注力したという。その理由は、「あらゆることがFacebookで起きている」からだと、同社でオーディエンスエンゲージメント担当ディレクターを務めるマット・カロリアン氏は語った。

Twitterの苦悩は、いまにはじまったことではない。だが、かつてのTwitterはメディア企業にたくさんの支持者を抱えており、大勢のジャーナリストがTwitterに熱中していた。彼らは、ニュースの小ネタをツイートしたり、情報を収集したり、あるいは単に仕事を先延ばししたりするために、膨大な時間をTwitterに費やしていた。

Twitterを取り巻く苦境

いまのTwitterは「注目を集めるという競争で負け組になっている」と語るのは、レベルマウス(RebelMouse)の創立者兼CEOであるポール・ベリー氏だ。同社は、パブリッシャーがソーシャル上でコンテンツを広める取り組みを支援している。

「5年前や10年前には、Twitterのフォロワーとトラフィックを増やすことに多くの関心が集まっていた。だが、新興のメディア企業にとっては、Twitterは二の次の存在であり、片手間で取り組むものになっている。以前なら、1人のスタッフをFacebookに、もう1人のスタッフをTwitterに割り当てていたものだが、いまはFacebook担当が3人、Twitter担当が0.5人という状況だ。当社のプラットフォームを利用しているメディア企業のなかには、Twitterでのトラフィックの拡大に成功している企業もいなければ、そのことを目標にしている企業もいない」。

Twitterは、本質的にニュースプラットフォームだ。そのため、報道機関の熱が冷めてきていることは、控えめにいっても注目に値する。NBCニュース(NBC News)のデジタル担当シニアバイスプレジデントであるニック・アスカム氏が米DIGIDAYのポッドキャストで述べたところによると、TwitterはNBCのジャーナリストや人材にとって、いまでも重要な存在だが、組織としてのNBCニュースが、新しい機会を求めてTwitterに投資することはないという。「(我々が)Twitterについて時間をかけて検討することはない」と、アスカム氏はあっさりと認めた。

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最終更新:1/4(水) 7:10

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