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崩れたライバル。揺るがない青学大。 総合力の高さで勝った箱根駅伝

webスポルティーバ 1/5(木) 11:28配信

 第93回箱根駅伝は3冠、3連覇を狙う青山学院大の総合力の高さばかりが目につく大会になった。体調不良の選手が出るアクシデントに見舞われても、レースでブレーキとなる走りが出ても、その強さに陰りはなかった。

【写真】3冠、3連覇を高らかに宣言していた原晋監督

 青学大は1区で予定していた鈴木塁人(1年)がケガで使えなくなり、エントリーされたのは梶谷瑠哉(2年)。原晋監督に迷いはなかったという。東洋大がエースの服部弾馬(4年)を1区で起用したとはいえ、ひとりではそこまでいけないだろうとスローペースの展開を予想。今季は5000mと1万mで自己記録を更新している梶谷がうまくついていき、最後は持ち前のスピードを生かせばいけると考えたのだ。

 展開は予想通りに進み、梶谷は1位の服部に4秒差の4位という結果を残した。そのタスキを受けたエースの一色恭志(4年)は調子があまりよくないなか、区間賞は1時間07分17秒で走った神奈川大の鈴木健吾(3年)に譲った(一色は鈴木、拓殖大・デレセに次ぐ区間3位)。それでも順位は2位(1時間07分56秒)での中継となり、優勝を争うライバルに対して、駒澤大には17秒差、早稲田大と東洋大にはそれぞれ53秒、1分05秒という大差をつける走りができたことは大きい。

 3区は、12月まで絶不調で、原監督が「往路では一番不安があった」という秋山雄飛(4年)が走ったが、ライバルとの大差に加えて、前にいるのが優勝争いには絡んでこないとみていた神奈川大だったこともあり、焦ることなく落ち着いて走ることができた。

 1時間03分03秒で区間賞を獲得した秋山の走りが、4区の森田歩希(2年)と5区の貞永隆佑(3年)が見せた自分の役割を果たす着実な走りにつながる。翌日の復路6区では小野田勇次(2年)が、2位の早大との差を2分08秒にまで広げて、優勝を確実にした。

 12月30日に風邪を引いて丸一日寝込んだことで、往路には起用できなかった準エースの田村和希を7区で起用。15kmからは失速したが、前半に後続との差を広げようと突っ込んで走ったこともあり、終わってみれば区間11位ながら、区間3位の早大・井戸浩貴(4年)には47秒、東洋大の小笹椋(2年)には24秒負けただけの1時間05分40秒。逆に底力を見せつける走りだった。

 田村のアクシデントも8区の下田裕太(3年)が区間賞の快走で帳消しにし、「青学大の3連覇と3冠は100%間違いない」という状況となる。

 誤算がありながらも強さを発揮した青学大は、結果的に2位以下に7分21秒差をつけた。その完勝を許してしまった要因のひとつとして、東洋大が1区の服部で、酒井俊幸監督が期待していた30秒以上の差を青学大に対してつけられずに終わったことがある。酒井監督が想定していたのは11月の全日本大学駅伝で、中間点過ぎから飛び出した服部に駒大の工藤有生(3年)や早大の武田凜太郎(4年)が食らいつき、青学大の下田を30秒離したようなレースだった。

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最終更新:1/8(日) 9:09

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