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【月刊『WiLL』(2月号)より】若者の叫びを聞け! 「就職落ちた、韓国死ね!」

1/5(木) 16:02配信

WiLL

哀れな姿

 わずか1年数カ月前、習近平やプーチンと天安門楼上で並び立ち、得意満面で中国の抗日戦勝70年記念パレードを観閲したあの朴槿惠大統領が、今は犯罪容疑者に堕ちて国会で弾劾され、韓国民衆の前で「哀れな姿」を曝している。
 近代民主主義がまともに機能していないこの国で、「お姫様育ち」の彼女がリーダーとなったこと自体に無理があった。三権分立といいながら、「立法の府」たる国会では、権力を目指す党派どうしが文字通り「乱闘」で勝負している。2011年の米韓FTA批准採決の際には、議場に催涙弾まで投げ込まれた。立法府のレベルは李氏朝鮮時代の血で血を洗う「宮廷内党争」の域を脱していないのだ。
「司法界」では憲法や法律よりも国民の感情が優先し、政府間で締結した正式条約すらひっくりかえす判決を乱発している。日韓間の賠償問題は1965年の請求権・経済協力協定で「完全かつ最終的に解決した」とあるにもかかわらず、この11月もソウル中央地裁が、不二越(富山市)に対して賠償金支払いを命令した。世論に阿る「国民情緒法」が憲法や国際条約より優位にある国に「法治国家」の資格などない。国際的信用は低下するばかりだろう。
 さらに「行政府」に至っては上から下まで「金と利権の亡者」である。交通警官は捕まえた違反者からその場で罰金を取って懐に入れ、任期中に家一軒建てるのが当たり前だ。官僚は利権で儲けて自分の「出世」を実感する。まして最高位の大統領となれば、本人の意思に関わらず、兄弟や親戚が絶好のチャンスとばかり権勢をふるい、莫大な「献金」を着服することになる。
「公」の観念が欠落し、三権ともにやりたい放題の凄まじい風土の中で、朴槿惠氏を大統領に選んでしまったのが、韓国の悲劇の始まりだった。

「深窓の大統領」

 カリスマ性に欠け、政治的手腕もない朴槿惠氏が、海千山千の政治家や官僚とまともにやり合えるはずがない。たちまち引きこもり「深窓の大統領」と化した。国民の声を聴かない「不通(プトン)」との批判にもお構いなし。人嫌いの彼女は自分の親類までも遠ざけた。密室となった執務室の中で、孤独な彼女を支えていたのは、大統領としてのプライド、そして40年前から傾倒していたシャーマン、崔順実氏だった。
 ここで韓国の政治形態は古代の「神託政治」にまで一挙に後戻りしたのである。「独善・独断」と非難されようが「神のおぼしめし」だからしかたがない。高高度迎撃ミサイル防衛システム(THAAD)配備もご神託かもしれない。
「お告げ」をもたらす崔順実氏に益々のめり込んだ朴槿惠氏は、国家機密書類を平気で渡し、彼女のためにあらゆる便宜を図ることになる。もし崔順実氏が北朝鮮や中国に通じていれば、国家機密は既にダダ漏れになっているだろう。「私益を追求したことはない」と強弁するが、サムスンや現代自動車などに対し、崔順実氏が取り仕切る財団に巨額の寄付するよう要求したのは「第三者供賄罪」や「強要罪」という立派な犯罪だ。自分のやることが非合法であることに気付かないほど、彼女の神経は麻痺してしまったのだ。
 無為無策をつづける朴政権のもとで、財閥オーナーが一族の利益ばかりを追求したため、韓国社会内部で絶望的な貧富の差が生じてしまった。今や韓国の資産額順位上位一%の階層が韓国全体の富の約26%を保有している。
 一方下位50%が占めているのは全体の富のわずか2%に過ぎない。多くの若者は「『財閥貴族』が支配するこの国では、自分が努力してもどうにもならない」と思い詰めており、社会への不満がつのる中で、ついに「HELL(地獄)KOREA(韓国)!」を叫び始めた。日本語に超訳すれば「就職落ちた、韓国死ね」という呪詛にも似た言葉になるのではないか。
 格差が拡大したばかりでなく、朴政権下で韓国経済そのものが失速した。GDP比50%を占める輸出額は、中国の追い上げなどで競争力を喪失し、着実に減少を続けている。
 造船業や鉄鋼業、石油化学工業は瀕死状態にあり、経済成長を支えてきたサムスン電子も、ギャラクシーノート7の連続爆発で致命的打撃を受け、“サムスン”ブランドは木っ端微塵となった。成長エンジンを失った韓国経済は、まさに墜落寸前といっても過言ではない。

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最終更新:4/27(木) 15:57
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