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聴覚障がい者によるデフバスケ代表を率いる僧侶

オルタナ 1/24(火) 21:55配信

聴覚障がい者らがプレーするデフバスケットボールの男子日本代表監督を務める上田頼飛(よりたか)さんは真言宗山階派の僧侶でもある。バスケの指導で選手に求めることは、戦術理解や技術よりも、「日常生活での態度」だ。社会生活が上手くできなかったら、「そもそもスポーツはできない」と言い切る。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

上田さんは僧侶とデフバスケットボール監督という2足のわらじで活躍するが、それだけではない。デフバスケットボール協会への普及協力をおこなうNPOを立ち上げ、講演活動や企業の社員研修の企画も行う。

4枚の名刺を持ちながら働くが、それは、バスケットボールで培ったコミュニケーションスキルがあってこそ。

しかし、デフバスケ男子の監督に就任した当初は苦戦したという。「就任当初は、選手に伝えたいことの3分の1しか伝わらなかった」と明かす。「相手のことを考えて発言しているつもりだったが、そうではなかった。自分の顔だけでなく、口を見せて話せていなかった」。

デフバスケットボール選手と交流することで、コミュニケーションの取り方に変化があった。「遠くにいる人を呼ぶ時、大声で呼ぶことはその人を下に見ている証拠ではないか。尊敬している人を大声で呼ぶか。声を張りあげないで、その人の目の前に自分が走っていけばいい」

選手には、戦術理解や技術よりも、「日常生活での態度」について厳しく指導する。その理由は、「社会生活が上手くできなかったら、そもそもスポーツはできないから」だ。選手たちには、「まずは、それぞれの職場で認めてもらい、練習に行ってほしいと言わせるようになりなさい」と伝えている。

この指導が功を奏し、2015年には台湾で開かれた世界選手権大会で特別コーチ賞を、大阪バスケットボール協会からは優秀コーチ賞を受賞した。

バスケとの出会い

上田さんは1981年大阪生まれ。バスケットボールに出合ったのは、小学5年生の時。小学校の体育館を解放して行っているミニバスケットボールに参加した。

中学では一人目の恩師と出会う。その男性教師は、学校で落ち着きがなく目標のない上田さんを見つけると、「教育」として、顧問を務めていたバスケットボール部へ強制的に入部させた。

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最終更新:1/30(月) 14:42

オルタナ

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