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【この人に聞きました!】「ラグジュアリー・トラベル・ガイド・アワード2016」で「ホテル支配人世界一」を受賞したのは……

旅行読売 1/26(木) 19:30配信

真のぜいたくとは、その地でしか味わえない価値ある体験をすること

信州白馬八方温泉しろうま荘総支配人
丸山俊郎さん(42歳)

 私自身、一般的に日本で言われる「ラグジュアリー(ぜいたく)」を提供しているつもりではなかったので「なぜ?」と最初は戸惑いました。でも、昨今、世界的にラグジュアリーの概念も変化しています。そうした意味では、永続可能なラグジュアリーを提供するために信念を持って取り組んで来たので、その部分が評価されたのだと思います。
 しろうま荘は約80年前に祖父母が始めた民宿がルーツ。基本的にスタッフは、両親、妹を加えた4人だけ。客室数は18しかありません。冬季の宿泊客の8割は海外から訪れます。客室はすべて和室で冷蔵庫はなく、館内にはエレベーターもありません。それでも訪れる外国人の大半は「これが本当のエコだね」と笑顔を見せてくれます。
 食事は母が作る郷土の和食。母はほとんど英語が話せません。身振り手振り、日本語まじりの説明ですが、彼らは楽しそうにコミュニケーションをとってくれます。年配の世代は外国人受け入れに対する抵抗が大きいものです。でも、一度受け入れれば何とかなる、というのが私の実感です。
 全国には私どものような小規模、家族経営の宿がたくさんありますが、もし「ウチには白馬のような自然も魅力もないから」と嘆いている経営者さんがいたら、それは間違いだと思います。
 世界のすべての場所がラグジュアリーであると私は考えています。ただ、自分たちが気づいていないだけ。まずは、地元の人間がそれを認識することです。

最終更新:1/26(木) 19:30

旅行読売

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