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ホチキスの針は斜めに留める、縦に留める、正しいのは --- 尾藤 克之

アゴラ 2/15(水) 16:19配信

あと数ヶ月もすれば新人が入社してくる。新人教育でまず必要なことはマナーと考えている人も多いことだろう。では、次のシチュエーションを提示したい。ホチキスの針は斜めに留める、縦に留める、正しいのはどちらかご存じだろうか。

今回、話を聞いた西出ひろ子(以下、西出氏)は、マナー講師である。主な著書としては、28万部のベストセラーを記録した『お仕事のマナーとコツ』(学研) があり、2010年「NHK大河ドラマ・龍馬伝」にてマナー指導を担当するなど活動は幅広い。日本でもトップクラスのマナー講師として知られている。

■「紙のめくりやすさ」が判断基準

会議、プレゼンテーション、商談、交渉……など、ビジネスパーソンはさまざまな場面で資料や書類をつくることがある。ホチキスを使って資料をまとめる際、気をつけておきたいことがある。

「最近ではエコのためにホチキスを使わない会社もありますが、やはりホチキスはしっかりとまとまり便利なため、今も多くの企業で使用しています。では、書類や資料をホチキスでまとめるとき、どのように綴じるのが一番評価が上がるのでしょうか?」(西出氏)

「斜めに綴じる、横向きに綴じる、縦に綴じるなど、さまざまなことが考えられると思います。」(同)

資料を留める際のホチキスの留め方に配慮したことなど無い人も多いのではないだろうか。実は私も深く考えたことなどなかった。

「基本的には、用紙が縦でも横でも、簡易的に、角を1箇所留める場合には、ホチキスの針は、斜めに留めます。この場合、横書きであれば左上に、縦書きは右上に留めるのが一般的です。一方、テキストっぽくきちんとしたレジュメなどをつくりたいときには、用紙の端と平行になるよう、まっすぐに用紙のサイズに合わせて留めます。」(西出氏)

「資料の完成スタイルをイメージして、その資料を続む人が、どういう綴じ方をしていれば、紙がめくりやすいかを考えた上で、綴じ方を決めなければいけません。」(同)

■ホチキス針への気配りは加点要素

次に、プラスワンのマナーになる、ホチキスの留め方を覚えておきたい。

「それは、ホチキスで留めた部分の裏表の箇所にシールやテープをつけることです。シールがなければ、ホチキスの後ろ側にある針を取る出っ張りで、膨れたホチキスの針の裏側を上から押します。膨らみが残ったままだと、資料を重ねたときにかさぱりますし、少しずれたときには針の先端が紙から離れるとケガをする危険性があります。」(西田氏)

「膨らみをなくしておくことがプラスワンのマナーになるのです。また、これは、資料を見る人が怪我をしないための配慮でもあります。」(同)

西出氏によれば、このようなひと手間をかけるということが、相手を思いやるということであり、マナーの原則だそうだ。

「ホチキスを使用するときの綴じ方は前述のとおりですが、市販の製本テープを使用したり、製本テープを使用せずに自分で紙を使用して製本することなどもあるでしょう。残念な人と言われないためにも、相手がスムーズに作業できるように、丁寧な綴じ方を意識しましょう。」(西出氏)

頭がいい人は、ホチキスの綴じ方にも思いやりを込める。残念な人は、まとめてさえいればいいと雑になる。ホチキスひとつで印象が大きく変わることを、覚えておきたいものである。あなたはどちらだろうか。

参考書籍
『頭がいい人のマナー 残念な人のマナー』(すばる舎)(http://amzn.to/2iZHDdS)

尾藤克之
コラムニスト

尾藤 克之

最終更新:2/15(水) 16:19

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