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ちまたの「○○貯金」法は本当に貯まる?有効なのは?FPに聞いてみた

ESSE-online 2/17(金) 20:10配信

 世の中にはさまざまな貯金法があふれていますが、なかには「本当に貯まるの?」と疑ってしまうものも。そこで、お金の専門家である、ファイナンシャル・プランナーの白子里美さんによくある「○○貯金」法がどれくらい有効なのか、プロの視点でアドバイスをいただきました。あわせて、白子さんがもっとも有効と考える貯金法についても紹介します。

ちまたにあふれる「〇〇貯金」法。本当に貯めやすいのはいったいどれ?

・「おつり貯金」で貯められる?

※おつりとしてもらった分だけを貯めていく方法

 確かに、お金を貯めたい気持ちはよくわかります。しかし、253円とか、386円といった1円単位の貯金では、貯金箱が重くなるばかりで、いっぱいになっても大した金額にはなりません。

 達成する金額が少ないと、人はなかなか目標が持てないので、ストレスがたまるだけで終わることも。貯金の目標が「週末に家族で外食をする」「ホールケーキを買う」といった小さなものであれば、有効な場合もあるでしょう。

・「500円玉貯金」で貯められる?

※500円玉だけを貯めていく方法

「500円玉がいっぱいになると10万円になる」などといった貯金箱をよく見かけます。思い立ったらいつでも始められる手軽さは魅力です。とはいえ、目標がないとなかなかお金は貯まりません。10万円を貯めて欲しかったものを買う、旅行をする、資格を取得するなど、短期的な目標やプチ贅沢のためであれば「500円玉貯金」は有効でしょう。

 また、一度お金が貯まると、「お金を貯める」ことをプレッシャーに感じなくなるので、それ以降、お金を貯めやすい体質になれる可能性もあります。

 ただし、「子どもの教育費を貯める」「家を買うための頭金を貯める」といった長期的な目標のためには「500円玉貯金」はあまりふさわしい方法とはいえません。

・「ガマンするたび貯金」

※欲しいものをガマンするたびに浮かした分だけ貯めていく方法

 お金を使うときには、「それが本当に必要なのか」という点から考えるといいと思います。本当に必要なものであれば”生きたお金”になりますが、なんとなく使ってしまったお金はムダなお金です。家族や友達とのコミュニケーションのための外食であれば、それは生きたお金です。ただ夕食をつくるのが面倒だからファミレスで食事、ということであれば、どうでしょう?それで満足感が得られるでしょうか?

 欲しい服も同様です。買ってはみたものの、着ていない服は誰でも一着や二着ありますよね。それは結局ムダ使いです。

 ガマンするか、しないかを考える前に、本当に必要なのかどうか考える習慣を身に着けられるとよいでしょう。従って、「ガマンするたび貯金」ではなく「不要なもの貯金」として考えて、不要と判断したものを買わずに浮かせたお金を貯金するのであればいいですね。

ファイナンシャルプランナーがすすめるのは「先取り貯蓄」

 ずばり、お金を貯めるための最も有効なルールは「先取り貯蓄」です。お給料をもらって、必要なものを買ったあと、残ったら「貯金」という人が多いと思います。しかし、そのやり方だと、その月の分を全部使いきって終わりとなってしまう可能性が大きいです。人は、お金はあるだけ使ってしまいがちだからです。

 給料をもらったら、まずは1万円、2万円など無理のない範囲でいいので、先に別の銀行口座に移してしまいましょう。銀行の自動積立を利用してもいいですね。

 こうして「先取り」でお金を貯めることで、確実にお金を貯める仕組みができます。教育費や住宅購入の頭金などの大きな目標があれば、なおさらお金を貯めるモチベーションも上がるのではないでしょうか。

 いかがでしたか?コツコツ型の小銭貯金は、小さな目標には有効であることも。ただし、大きな目標には、先取り貯蓄のような確実にお金が貯まる方法を検討するのがよさそうです。まずは自分の貯金目標を確認して、それを踏まえた方法を選び分けましょう。

●教えてくれた人

【白子里美さん】

ファイナンシャルプランナー。20代~50代の向けライフプランセミナー、退職者向けセミナーの講師のほか、生命保険や子どもの教育費、住宅ローン、老後資金、相続に関するコラム執筆、個別相談などを行っている。

<取材・文/渡かおり>

ESSE

最終更新:2/17(金) 20:10

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