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【SD調査隊】“浪速の黒豹”エムボマはいま~息子の「ケンジ」はパリSGの下部組織に在籍

2/20(月) 15:40配信

SOCCER DIGEST Web

一世を風靡した“浪速の黒豹” “ボマちゃん”。

 1997年、ガンバ大阪のエースストライカーとして迎えられるや、圧倒的なフィジカルと破壊的な左足を駆使し、毎節のように鮮烈ゴールを決めたパトリック・エムボマ。46歳となった“浪速の黒豹”はいま、どこで、なにをしているのだろうか──。
 
 入団1年目にJリーグ得点王&ベストイレブンに輝いたエムボマは、翌98年夏にふたたび活躍の場を欧州に移した。カリアリ、パルマ、サンダーランド、アル・イティハドと渡り歩き、2003年に5年ぶりの再来日。東京ヴェルディとヴィッセル神戸でプレーし(この頃は“ボマちゃん”の愛称で親しまれた)、05年5月、34歳でスパイクを脱いだ。Jリーグでの戦績は79試合・48得点だった。
 
 カメルーン代表として、ワールドカップには二度出場(98年大会と02年大会)している。とくに後者ではトラブルが続出して来日が遅れに遅れ、代表チームとキャンプ地である大分・中津江村との心温まる交流が日本中の話題をさらった。00年のシドニー五輪ではオーバーエイジ枠で出場し、キャプテンとしてチームを牽引。母国に金メダルをもたらしている。
 
 引退後はカメルーンをはじめとするアフリカ諸国での慈善活動に精を出し、日本の芸能事務所とのつながりもあり、日本国内でのサッカーイベントやOB戦などにも多数参加。中津江村ではサッカー教室も開催している。

【PHOTO】Jリーグ歴代得点王(1993~2016)

代理人業、会社経営、解説業などマルチに活躍。

 1970年11月15日生まれのエムボマ。現在は主にアフリカ出身選手の代理人業務をこなしながら、自身の投資関連の会社で代表を務め、解説者としても活躍している。
 
 週末はよくリーグ・アンの会場に足を運んでおり、先日の26節(2月17日)のバスティア対モナコ戦では、生放送中に実況アナウンサーが「パトリック・エムボマが来ていますね」と紹介していた。相変わらず知名度が高いようだ。
 
 ワールドカップやヨーロッパ選手権、アフリカ・ネーションズカップなど国際大会のときには、フランスの『カナルプリュス』をはじめ『ユーロスポーツ』など大手テレビ局、ラジオ局で解説を担当。軽快な口調とインテリジェンス溢れる分析に定評があり、人気を博している。
 
 先のネーションズカップでは、テレビ解説者として開催国のガボン入りし、15年ぶり5回目となる母国カメルーンの優勝に熱狂。「(エジプトとの)美しいファイナルをモノにした。私がいた02年大会のチームよりまとまりがある印象だし、ロシア・ワールドカップでの若き“獅子たち”の奮闘に期待しようじゃないか」と語った。
 
 余談だが、エムボマは大の親日家で、02年1月に誕生した三男坊に「健志(ケンジ)」という名を付けたことでも有名だ。イスラエル出身の妻ギラさんとの間に産まれたケンジ・エムボマくんは、いま15歳。父も在籍したパリ・サンジェルマンの下部組織で研鑽を積んでいる。こちらは、技巧に長けた攻撃的ミッドフィルダーとのことだ。

最終更新:2/21(火) 14:17
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