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「リツイートしただけで逮捕」中国共産党が怯える風刺漫画

デイリー新潮 2/22(水) 6:15配信

 かたや中国の最高学府・北京大学を出たエリートながら、天安門事件をきっかけに共産党政府と訣別、2007年に日本に帰化した評論家・石平(せきへい)氏。

 かたや中国で習近平の風刺漫画を描き、共産党当局に狙われて日本へ「亡命」してきた漫画家・辣椒(らーじゃお)氏。

 中国共産党の恐ろしさを知り尽くす2人が、その「嘘」と「弾圧」の手口を語った――。
 ※以下、「新潮45」2017年2月号の対談記事を再掲。

■1枚の漫画が暴く共産党の正体

石平 辣椒さんの新刊『マンガで読む 嘘つき中国共産党』、私も目を通しましたが、中国の政治、社会などの重要な情報が数多く描かれていて、中国のことをなかなか理解できない日本の人に多くのヒントを与えるのではないかと思います。「1度会って話すことは10年間の読書に匹敵する」と中国で言いますが、1枚の絵にも社会や国家や現実を巧みに表現できる力がありますよね。この本でも文章だけではなかなか伝わらないことが絵の力で表れています。私など2016年だけで何冊も本を出していますが、その何冊も通じて言わんとしていることが1枚の漫画で描かれたりもしているわけです(笑)。漫画を用いたこの本が日本で出版されたのは価値あることだと思います。

辣椒 当初、私は日本の読者の興味がよくわからなかったので、たくさんのアドバイスを編集者の方から頂き、少しずつわかってきました。自分にとって日本の読者を対象に描いたことは作品の幅を広げ、よい経験になりました。石平さんから見て、どうですか? 

石平 本のタイトルは『嘘つき中国共産党』ですが、この本は中国共産党や習近平の嘘の本質がよく描かれていると思います。つまり、中国共産党の嘘がまかり通ってしまう様子がよくわかります。辣椒さんの作品に描かれた中国の馬鹿らしい現実ですが、実はこうしたことは中国人ならば誰もが知っていながら、誰も口にしないのです。しかも政治的圧力の強い中で何も話さないことも危なく、したがって中国共産党の嘘に倣って嘘を口にしなければならないのです。

辣椒 その通りです。

石平 なぜ中国人は中国共産党を信じているのか? 信じているわけではなく、信じているふうに装わねばならないのです。そうしなければあの国で生きぬくことはできませんし、正しいことを主張したら、この本にも載っているような警察からお茶に誘われる(取り調べを受けることの隠語)ぐらいならまだ軽い方で、投獄もされかねません。この作品は中国のそんな厳しい現実が実によく表れていて、やはり辣椒さんのような中国人でなければ描けないのではないかと思います。ただ、日本の読者がそれを完全に理解することは難しいかもしれません。今日の対談が作品を理解する上で役立ってくれることを願っています。

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最終更新:2/22(水) 22:51

デイリー新潮

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