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いま 日本のパブリッシャーが解決すべき 5つの課題:「DPS 2017 ODAWARA」を終えて

2/24(金) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

去る2月2-3日の2日間、ヒルトン小田原リゾート&スパにおいて、「DIGIDAY PUBLISHING SUMMIT 2017 IN ODAWARA(略称:DPS)」が開催された。国内外における有力パブリッシャーのエグゼクティブが集い、業界の未来について議論する本イベントは、昨年6月に開催されたKYOTOに続く、第2回目となる。

【問われる日本のパブリッシャーの5つの役割】

前回開催から、わずか7カ月あまりの時間しかなかった今回。しかし、その期間には、電通の「不適切業務」問題やDeNAの「WELQ」問題、さらには全世界的なトピックとなっているフェイクニュース問題など、業界の未来を左右する大きな事件がいくつも起きた。自然、今回のイベントでは、さまざまな場面で、それらの話題が取り沙汰された。

ちなみに、今回の参加者総数は152名(パブリッシャー37社/66名、テクノロジーベンダー50社/86名)で、前回の参加者の約1.5倍となっている。本記事では、前回同様、DPSにおける最終コンテンツとなった「5 things we’ve learned(私たちが学んだ5つのこと)」をもとに、DIGIDAY[日本版]編集長・長田の視点で、今回のイベントを整理しよう。

1. 「質」って何?

「量より質」は前回のKYOTOでも大きな話題となった。しかし、量に対する「質」という表現だけでは、いささか漠然としている。なにしろ、このイベントに集うのは、国内外の有力パブリッシャーだ。「コンテンツの質」にかけては悪いわけがない。

我々はつい数カ月前に、DeNAの「WELQ」問題やフェイクニュース問題など、忘れられないターニングポイントを経たばかりだ。いまだその渦中にいるともいえる。そのうえで、たとえば、広告主に提供できる価値の「質」、もしくはオーディエンスに提供できる価値の「質」など、より具体的な「質」の議論が必要な段階に来ていると感じた。

2. オーディエンスとどう向き合う?

無料で情報を提供する広告モデルは、限界に近づいている。それを印象づけたのは、やはり「WELQ」やフェイクニュースの問題だ。「量より質」を具現化するには、オーディエンスとの付き合い方の見直しが必要となる。

そんななか、多くの関心を集めていたのが「サブスクリプションモデル」。有料モデルであれば、そのままマネタイズに繋がるし、無料モデルであればオーディエンスデータで別のビジネスを考えられる。ユーザーにさまざまな負担を強いるこの仕組は、まだまだ改善が求められるが、今後のデジタルパブリッシング業界において、一縷の望みとなりそうだ。

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