ここから本文です

母となった30歳本橋麻里 3度目の夢へ、敗戦アジア大会で芽生えた変化

2/24(金) 12:46配信

THE ANSWER

カーリング女子アジア大会銅…3度目の五輪目指すLS北見・本橋

 3度目の夢へ向け、敗戦の中でハートに火が付いた。カーリング女子日本代表のLS北見が挑んだ冬季アジア大会。日本は22日の準決勝で中国に第10エンドのスキップ勝負の末に逆転を許し、地元での金メダルを逃した。

【画像】リオ五輪に出場した美人アスリート

「チャンスはたくさんあったし、向こうもたくさんくれた。後半、私のところでつけ込めるところで落としてしまったのが痛かった」

 試合後の第一声、サードの本橋麻里は敗因を一身に背負い込んだ。

 勝てる試合を落とした。世界のトップレベルと渡り合うためには、そう簡単に与えてはくれないミスを確実に突かなければ、勝ちは逃げていく。翌日の3位決定戦でカザフスタンに17-0で快勝し、銅メダルを獲得したが、決して満足いく大会ではなかった。

 これで来年開催される平昌冬季五輪前のラストシーズンが終了。それでも、アジアの頂を目指した戦いの中で本橋の心には、ある変化があったという。

「五輪のような生活をさせてもらい、チームの皆で五輪に行きたい。皆を連れて行きたいという気持ちが芽生えたことが、この大会の変化だったと思う」

結婚、出産…母として狙う五輪「もっともっと成長しないといけない」

 ホスト国として迎えた今大会。選手村の同じホテルに日本選手団は泊まり、食事会場などで他競技の選手との交流も生まれ、五輪さながらの空気感で毎日を過ごした。なかでも、本橋は日本選手団の主将を務め、161センチの体に特別な責任感を負う中で、1年後に迫った五輪への思いが沸々とわき上がってきた。

「チームジャパンとして力をもらえた大会。やっぱり五輪に行きたいし、もっともっと成長しないといけないと思った」

 19歳で初めて出場した06年トリノ五輪で7位入賞。愛らしいルックスで「マリリン」と呼ばれ、人気を博した本橋も2度の五輪を経験。チーム最年長の30歳となり、日本のカーリング界を牽引する立場に変わった。

 12年に結婚し、15年に1児の母にもなった。昨年の世界選手権では男女の五輪、世界選手権を通じて初となる銀メダルを獲得する快挙を達成したが、出産明けの本橋は控え。もう一度、世界で輝くため――。10年のバンクーバー五輪は8位も14年のソチ五輪は代表決定戦で出場を逃しただけに、2大会ぶりの夢舞台には期するものがある。

 今月の日本選手権では決勝で中部電力に敗れ、五輪出場権の獲得は9月の代表決定戦に持ち越しとなった。

「今年は長いシーズンだった。ラインアップも変わり、苦しんだシーズンにもなった。でも、確実に成長はしている。来年まで時間はある。まずはカーリング漬けの生活から一歩引いてから、また向き合って、トライアル、五輪につなげていきたい」

 再び燃え上がった五輪への熱を保ちながら、今季の収穫と課題を生かし、3度目の五輪へ。本橋の視線は、まっすぐ前を見つめている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:2/24(金) 12:46
THE ANSWER

記事提供社からのご案内(外部サイト)

THE ANSWER

株式会社Creative2

アスリートを目指す子供たちや競技者の育成とスポーツの普及をテーマとした総合スポーツニュースサイトです。