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「Y=C+I+G+(X-M)」を知らない社会人はガチでヤバい

ダイヤモンド・オンライン 2/24(金) 11:00配信

 皆さんは「Y=C+I+G+(X-M)」を見て、何を指すかわかるだろうか。これは、GDP(国内総生産)の計算式である。GDPとは、国内で一定期間に生み出された付加価値の合計で、景気の判断に重要な数値だ。この式を「知っている、見たことがある」という人は多いかもしれない。では、それぞれの項目が何を意味しているか理解できているだろうか。「わからない」という人は、報道されている経済ニュースや数値の意味、重要性がまったく理解できていないことだろう。GDPの式は、経済ニュースを理解するために必ず覚えておくべきものだ。経済の一端を担うビジネスパーソンとして、これを知らないのはマズい。今回は、『会社に入る前に知っておきたい これだけ経済学』の著者・坪井賢一氏に、GDPについてわかりやすく解説してもらった。

● GDPの内訳を知っていますか?

 まず、GDPの式の各項目について見てみよう。

   輸入はお金が外国へ出て行くのでマイナスとなる。つまり、(X-M)は貿易黒字(赤字)のことである。これらを取り入れて日本語で表現するとこうなる。

 GDP=消費+投資+政府支出+(輸出-輸入)

 合計額のYがGDPで、とりあえず日本のGDPは年間500兆円として書き進める。2016年後半から企業の研究開発費が「経費」から「投資」に計上されることに変更されたため、今後はざっと30兆円がかさ上げされるが、ここでは議論をかんたんにするために500兆円としておく(四半期ではこの4分の1の125兆円となる)。

● GDPの増減率が経済成長率

 GDPは四半期に一度、内閣府から発表される。このGDPが、前の期(四半期)に比べて何%増減したかが経済成長率になる。

 たとえば、前期125兆円、今期126.25兆円と、前期より1.25兆円増えていれば、1%成長したことになる。これが四半期に増加した分なので、1年間に換算するとだいたい4倍して、年率4%成長と発表される。

 その時点の金額をそのまま使って割り出した数字を名目成長率という。一方、この間の物価上昇分を引いて割り出した数字を実質成長率という。両方の数値が発表されるが、通常、経済成長率は「実質成長率」のことである。

 先の例でいうと、年率4%が名目成長率だとすると、この間の物価上昇率が1%であれば、実質成長率は4から1を引いて3%ということになる。

 GDPが連続して増えていれば景気は上昇、減少していれば景気は後退していると考える。

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最終更新:2/24(金) 11:00

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