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森友学園・塚本幼稚園、教育基本法に違反する政治活動を行っている「個別具体的事例」

2/24(金) 16:30配信

HARBOR BUSINESS Online

 学校法人森友学園による、不透明な国有地取得と学校建設に関する疑惑は、ついに、国会でも追及されることとなった。衆議院予算委員会では、民進党・共産党など野党議員からの鋭い質問が連日、繰り出されている。

 2月22日、民進党・福島のぶゆき議員は、学校法人森友学園が運営する「塚本幼稚園」で、日本会議が発行する「憲法改正署名用紙」や、特定の政治勢力に対する罵詈雑言が書かれたプリントが配布されていた点を指摘し、「憲法改正を求める署名用紙を配布したり、『中共の手先』などと書かれた文書を配布することは、(教育基本法で禁じられている学校での)政治活動にあたるのではないか?」と、質問した。

 これに関する文科省の答弁がすこぶる興味深い。

「私どもとしては、こうした個別の事例につき具体的な状況を全く存じておりませんので、それに関して具体的な判断はできかねる」(村田私学課長)

 なるほど。文科省におかれては、「個別の事例」の「具体的な状況」についての情報がないので「判断」できないと、苦慮されておられるのだろう。

 ではここで、文科省のお手伝いをしよう。塚本幼稚園自らが、撮影・編集した、動画資料があれば、文科省の「判断」に資するのではないか?

 筆者は、今回塚本幼稚園が園として撮影し配布しているDVDを入手した。このDVDは、平成27年度、塚本幼稚園にて行われた、秋の大運動会を収録したもので、冒頭数分のところで、園児らの選手宣誓の様子が写っている。動画自体は塚本幼稚園作成のものなので、無断でネットにアップするわけにはいかないが、どのような言葉を無垢な子供たちに「宣誓」させているか、文字起こししてみたい。

 これほど「個別の事例」の「具体的な状況」を把握しやすい資料もないだろう。

◆「安保法制国会通過よかったです!」

【以下、書き起こし】

”宣誓

 あついあつい夏がすぎて、ぼくたちわたしたちの待ちに待った、平成27年度 秋の大運動会がきました。

 先生と、お友達と、一緒になって、おけいこをした、おゆうぎ、音楽、体育、かけっこなど、今日一日、頑張ります。

 おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんの前で、褒めていただけるよう、全力をつくします

 大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。

 安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!

 安保法制国会通過よかったです!

 僕たち、私たちも、今日一日、パワーを全開します

 日本ガンバレ!えいえいおー!”

【引用終わり。出典:塚本幼児教育学園「思い出の宝箱」より】

 以上、文科省の判断に資するため、「個別の事例」の「具体的な状況」を把握しやすい資料を提出した。必要とあらば動画もお見せする準備もしている。

「安倍首相ガンバレ」と運動会で児童に言わしめ、「安保法制国会通過よかったです!」と運動会の選手宣誓で言わしめる行為が、「政治活動とはにわかに判断できない」と言うのなら、ぜひ聞いてみたい。

 一体、何が政治活動になるのか?と。

 よもや、「安倍首相への応援は、政治活動とは言えない」などと、言い出すつもりじゃないでしょうね?

<文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie)>

※菅野完氏の連載、「草の根保守の蠢動」が待望の書籍化。連載時原稿に加筆し、『日本会議の研究』として扶桑社新書より発売中。また、週刊SPA!にて巻頭コラム「なんでこんなにアホなのか?」好評連載中

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