ここから本文です

高速化の東京マラソン、箱根ランナーたちの日本人2時間6分台は出るか

webスポルティーバ 2/25(土) 17:20配信

 大会2日前に行なわれた東京マラソンのプレスカンファレンスは、例年以上の熱気に包まれた。その最大の理由は、男子招待選手のゼッケンナンバー1、ウィルソン・キプサング(ケニア)が「2時間2分50秒」というターゲットタイムを答えたからだ。

【写真】夏らしいウエアで走る馬場ふみかさん

 現在のマラソン世界記録は2時間2分57秒。2014年9月のベルリンでデニス・キメット(ケニア)が樹立したタイムだが、元世界記録保持者のキプサングがその記録を「東京で塗り替えてみせる」と宣言したのだ。キプサングは2時間4分を3回、同5分を7回も破っている選手。昨年9月のベルリンでは世界歴代4位タイの2時間3分13秒を刻むなど、好調を維持している。

 プレスカンファレンスの前日に東京の新コースを案内されたキプサングは、「コンディションは良好です。東京は高速コースのひとつ。他の招待選手も強いので、ペースメーカーがうまく引っ張ってくれれば、世界記録のチャンスはあります。サプライズではありません」と話した。

 今年で11回目を迎える東京マラソンは、「世界で一番エキサイティングなレース」を目指して、コースがリニューアルする。ランナーたちを苦しめた佃大橋など、臨海部における橋、坂、風を避けたレイアウトになった。特に坂に関しては、終盤のアップダウンの連続がなくなり、東京駅前の行幸通りがフィニッシュという「高速コース」に変貌を遂げたのだ。

 新コースにふさわしいスピードランナーたちも続々と集結。世界記録を狙うキプサング、大会記録保持者であるディクソン・チュンバ(ケニア)、日本国内最高記録保持者のツェガエ・ケベデ(エチオピア)ら2時間4分台のタイムを持つ選手が4名、5分台が1名、6分台が4名という豪華メンバーだ。

「グローバル・スタンダード」を目指す新・東京マラソンでは、どんなレースが見られるのか。大会側はペースメーカーを3つに分ける予定だという。

 キプサングが「2時間2分50秒」、ケベデが「2時間3分50秒」、チェンバが「2時間5分20秒」という目標を口にしていることから、ペースメーカーのファーストが「世界記録」、セカンドが「日本国内最高記録(2時間5分18秒)」を狙えるペースで進むと見ていい。おそらく、サードも2時間6分台を目安とする超高速レースが展開されることになるだろう。

 日本の男子選手にとっては、今夏に開催されるロンドン世界選手権の代表選考レース(最大3名)となっており、その争いからも目が離せない。昨年12月4日の福岡国際では川内勇輝(29歳・埼玉県庁)が2時間9分11秒で、今年2月5日に行なわれた大分別府では中本健太郎(34歳・安川電機)が2時間9分32秒で日本人トップとなり、選考レースを一歩リードしている。

 コース変更により、2002年10月のシカゴで日本記録(2時間6分16秒)を樹立した高岡寿成以来となる2時間6分台にも期待がかかるが、特に注目すべきは、箱根駅伝で名を馳せた32歳の今井正人(トヨタ自動九州)と23歳の服部勇馬(トヨタ自動車)だ。

1/2ページ

最終更新:2/25(土) 17:20

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

Yahoo!ニュースからのお知らせ

Yahoo!ニュースからのお知らせ(3月30日)

  • ITmedia ヘルスケアの配信が終了しました。