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大ヒットしたマツダ「CX-5」が、ユーザー体験を高め正常進化

2/25(土) 15:00配信

Forbes JAPAN

マツダほど、短期間でブランド・イメージが向上した自動車メーカーは珍しい。

初代「CX-5」が登場した2012年には1000億円以上の損失を計上し、4期連続の赤字で、経営の危機とまでささやかれた。実際、リーマンショックの余波で、ゼネラル・モーターズほどの巨大自動車メーカーがチャプター11を適応されたのだから、当時、グローバル販売台数が120万台程度のマツダが厳しい状況にあっても当然だ。



スカイアクティブ・テクノロジーなる技術群を掲げて登場した初代「CX-5」は、当時はまだクリーン・ディーゼルの評判も定着していなかった日本で、ディーゼルの販売比率が約8割というクリーンヒットを飛ばした。そして今や、マツダの販売台数のうち、1/4を占める大黒柱へと成長した。
 
おおよそ5年の年月を経て、「CX-5」が2代目へと進化した。発表の場に選ばれたのは、SUVの本場である米ロサンゼルスだ。デザイン部門を率いる前田育男氏が登壇し、次世代のマツダ・デザインを占うCAR AS ARTなる言葉を伝えた。魂動デザインの基本は受け継ぎつつ、アートの域にまでデザインのクオリティを高める意志が伝わってくる。
 
ベールを脱いだ新型「CX-5」は、初代がSUVらしさを重視したデザインだったのに対し、新型ではシャープなフロントランプをはじめ、マツダらしさを前面に押し出す。

中身における最大の注目は、「G-ベクタリングコントロール(GVC)」の採用だ。ドライバーの操舵に対してエンジンの駆動トルクを変化させて、前後・左右のGを統合制御する。山道を走るような極端なG変化ではなく、むしろ町中を走るような小さなG変化でも、滑らかな動きになるように制御している点がユニークだ。

初代は、日本のクリーン・ディーゼル市場に新しい風を吹き込み、名実ともにマツダの起死回生の一打となり、マツダの屋台骨を支えるまでに成長した。そして2代目では、マツダらしいデザインを際立たせると同時に、日常使いでのユーザー体験を高めクルマに乗る全ての人に走る喜びを提供したいという想いが込められている。

青山 鼓

最終更新:2/25(土) 15:00
Forbes JAPAN

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