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「恩を忘れ、金稼ぎに…」モウリーニョがラニエリ解任のレスターを批判

2/25(土) 21:17配信

SOCCER DIGEST Web

インスタグラムと会見でレスターを批判。

 マンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、クラウディオ・ラニエリがレスターで解任の憂き目に遭ったことに、強く心を痛めているようだ。現地時間2月24日の記者会見で、チェルシーに自身が解任されたことも、ラニエリの解任に比べれば取るに足らないことだと述べたのだ。
 
 プレミアリーグで降格危機に直面しているとはいえ、9か月前に“奇跡の戴冠”を成し遂げた功労者を見切ったレスターには、各方面から非難の声が届いている。とくに同業者となる監督たちからは、同情の声が相次いで寄せられた。
 
 そのひとりが、昨シーズンにチェルシーで前年度王者にもかかわらず途中解任されるという、ラニエリと同じ経験をしているモウリーニョだ。
 
 ラニエリの解任後にインスタグラム上で、「笑顔を保ってくれ、アミーコ(友)。あなたが残した歴史は誰にも消すことができない」とコメントしていたモウリーニョは2月24日、胸にラニエリ(Claudio Ranieri)へのオマージュの意味を込めて、「CR」と記されたシャツを着てリーグカップ決勝を前にした記者会見に姿を見せた。
 
 英紙『テレグラフ』によると、モウリーニョは会見場で、「私が王者として解任されたときも非常にネガティブなことだったが、ラニエリの解任と比べれば、取るに足らないことだ」とコメントしたという。
 
 そして、「クラウディオの失敗だと思う。優勝せずに12位で終えていれば、彼はまだ仕事を保っていただろう。彼の責任だ。成功の代償を払うことになったのだからね」と、皮肉を交えてレスターを非難した。
 
 さらに、「今シーズンの彼らは典型的な他人の身勝手さを抱えてスタートした。一定のレベルにたどり着く助けとなった人間への恩を忘れ、新契約や退団、金稼ぎなどを考える人たちの自分勝手さだ」と、暗にレスターの選手たちや関係者たちのことも批判している。
 
 この日も、「歴史を消すことは誰にもできない」と繰り返し、ラニエリの功績を強調したモウリーニョは、「これが今の我々の世界だ。やや道義が失われている。本当に残念に思う」と、昨今のサッカー界に全体に対する懸念まで示している。
 
 モウリーニョとラニエリは元チェルシーの指揮官同士で、ともにイタリアとスペインで指揮経験もあるなど共通点は多く、試合で顔を合わせれば笑顔で会話する姿が見られた。それだけに、ポルトガル人指揮官にとって今回の解任劇に黙っていられなかったのだろう。

最終更新:2/25(土) 21:19
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