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食を手づくりする暮らし。私が楽しいから続けています

2/25(土) 21:10配信

ESSE-online

 食べ物や日用品、衣服など、身の回りのものを手づくりする人々が、今、話題です。雑誌では数多くの特集が組まれたり、自身のライフスタイルをつづった書籍が実用書コーナーを賑わせたり。

⇒市販のヨーグルトは牛乳と合わせて増量

「おいしいから」「安心できるから」「おもしろいから」…。手仕事を始めたきっかけは、人それぞれ。その一方で、多くの人が共通して口にするのが、暮らしを丁寧に整えることで得られる満足感です。自分に無理のない範囲で、手仕事を楽しんでいます。

 今回ESSEでは、千葉県にお住いの佐藤若子さんの手仕事に密着。毎年庭でとれる柿を使って柿酢にするなど、食を手づくりする様子を拝見させていただきました。

庭で大量にとれる柿は発酵させてお酢に

 庭でとれた柿の実で、お酢をつくっているという佐藤さん。

「柿は軽く洗ってヘタを取り、保存容器へ。フタを閉めて虫よけの布をかぶせたら、あとは様子を見てたまに混ぜるだけなんです」

 写真左側が1週間、右側が1か月たった状態。約3か月で発酵が終わります。

 発酵を終えた柿酢は、さらしでこします。「残った実や皮は庭に埋め、堆肥として利用しています」。

 フルーティーな風味の酢が完成。「調味料として使うほか、水で割って飲んでもおいしいですよ」。

まだまだある!佐藤さんが実践する食の手づくり&活用法

●市販のヨーグルトは牛乳と合わせて増量

「わが家で消費が多いヨーグルトは、牛乳に混ぜて半自家製に」。40℃くらいに温めた牛乳に市販のヨーグルトをたし、魔法ビンで約6時間保温すると、すべてヨーグルトになるそう。「牛乳700ccにヨーグルト大さじ2が目安です。当たり前のように買っていたものが、自分でつくれるということに感動。手仕事の楽しさにはまっています」

●塩蔵ワカメの塩もムダにしない

「塩蔵ワカメの塩を洗い流すのがもったいなく感じていました。ある日、戻した水を煮詰めれば塩が取れると気づいて実践しています。まろやかな味わいがお気に入り」。夏は天日干し、冬はストーブにかければ、ガス代もかかりません

●魔法ビンでつくる甘麹はみりんや砂糖の代わりに

みりんや砂糖代わりになる甘麹は、おかゆに米麹を混ぜて魔法ビンで保温するだけで簡単につくることができます。「自然な甘味が家族に好評で、砂糖の消費量が減りました。水で薄めれば甘酒になるし、甘麹に野菜を漬け込んだべったら漬けは、娘も大好きなんです」

●干したりいったりすればいろいろなものがお茶に

「わが家では、庭のビワの葉もお茶に。葉を洗って針金ハンガーに差し、2週間ほど乾燥させればでき上がります」。もんだものを煮出せばほんのり甘いお茶に。「生の玄米をいり、緑茶やほうじ茶を少し加えた玄米茶もわが家の定番です」

●カボチャは種までフル活用

「カボチャの種は、製菓用に買っていたのですが、自分でつくれると知り、自家製だけを食べるようになりました」。洗って1週間ほど干した種の殻をハサミで切って中身を出し、フライパンでいって使います。「お菓子や料理のトッピングに便利。長く保存する場合は皮のままファスナーつき保存袋に入れておきます」

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

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最終更新:2/25(土) 21:10
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