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米政権を皮肉る、辞書出版社のTwitter「中の人」の1日:「政治意図はない、我々はただの辞書」

2/27(月) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

2017年の現在、とある辞書がレジスタンスを率いている。

米大統領選を挟んだ数カ月、辞書や辞典を製作するメリアム-ウェブスター(Merriam-Webster)のTwitterアカウントが面白くなってきた。ドナルド・トランプ大統領と、その政権についてサブツイートしており、皮肉を込めて、冷たく硬い言葉で権力の真実を語っている。

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たとえば、大統領側近のケリーアン・コンウェイ氏が使った言葉「alternative facts(オルタナティブファクト:代替的真実)」。その言葉が話題になると、次のようにツイートした。

“虚しい*ささやき:現代的な利用法として、「fact(事実)」というのは、実際に存在するものを指すと理解されている。“

しかし、このアカウントの背景にいる女性、コンテンツおよびソーシャルメディアマネジャーのローレン・ナチュラーレ氏は、自身がただ公然と政治的になっているわけではないと主張する。この新たな関心事は、奇妙だが同時に刺激的なものだ。だから、「このところ、私たちはとても興味深いことをたくさんしている。そして私たちは政治的ではないので、周りに集まった人たちが後々がっかりしないことを祈っている」と述べる。

ナチュラーレ氏は、ただツイートしているだけではない。彼女は辞書サイトのコンテンツ管理も行っている。このサイトは年間500記事を発行しているが、すべて言葉にまつわるものだ。同サイトにはクイズや短めのポッドキャスト、そして「emoluments(エモルメント、報酬)」といったトレンド用語の解説記事などが用意されている。

しかし、同アカウントが注目されているのは、たまたまトレンドになる言葉(つまり検索ワードの上位にくる言葉)に敏感な点だ。大統領選挙前、同アカウントはトランプ氏の「braggadocious(大ぼら吹きの)」の使用法も誤りを指摘修正し、またヒラリー・クリントン氏の「demagogic(扇動的な)」の利用法にも対応するなど、どちらの候補者についても記述していたと、ナチュラーレ氏は語る。

政治的なツイート数が多く見えるかもしれないが、これは意図したことではない。ただ、このところ頻繁にニュースに登場するトランプ氏やコンウェイ氏などが使う言葉を、人々が調べる回数が増えているからだ。

しかし、このアカウントにメッセージ性がないと考えるのは難しい。以下のような内容のツイートは、特にそうである。

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