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長谷部誠、奥寺氏に並ぶブンデス234試合。「世渡り上手だったかな」

webスポルティーバ 2/27(月) 14:30配信

 ヘルタ・ベルリン戦で先発に名を連ねた長谷部誠(フランクフルト)が、ブンデスリーガ10シーズン目でリーグ戦234試合目の出場を果たし、奥寺康彦氏(元ブレーメン他)が持つブンデスリーガ日本人選手最多出場記録に並んだ(試合は2-0でヘルタの勝利)。

【写真】こちらの選手も記録を更新中!

 しかもこの試合で、長谷部は左腕に黄色のキャプテン・バンドを巻き、チームの先頭に立ってピッチに入ることになったのだ。長谷部がドイツにやってきて以来、試合途中でキャプテン・バンドを手渡されることはあったが、試合開始から主将を務めるのは初めてのこと。偉大な先人の記録に並ぶ試合で名誉ある役割を務めることになるとは、なんという巡り合わせだろうか。

 長谷部が日本人選手最多出場に並ぶというのは、ドイツの人間にとってはしょせん日本人選手の記録に過ぎない。それでも、試合前日に行なわれた会見でもこの話題についてニコ・コバチ監督に質問が飛ぶなど、現地メディアでも取り上げられていた。長谷部が10年にわたって積み上げてきたものが、現地でも評価されていることの証左でもある。

 ただ、当の本人は全く意に介していなかった。

「僕にとってはやはりチームの結果が一番なので、そういう意味ではチームの結果が出なかったことが全てです。今回このように奥寺さんの記録に並べてよかったことは……そうですね、30年以上も前にこのようなすばらしいリーグで、奥寺さんといったすばらしいプレーヤーがいたということを、みなさんにもう一度知ってもらえた。それだけですけどね」

 自らの成し遂げた記録についてはさておき、まだ欧州でプレーする日本人選手がほとんどいなかった時代に、これだけの試合出場を成し遂げた奥寺氏に対するリスペクトを示した。だが、長谷部にとって重要なのは記録を更新することではなく、目の前の試合に勝つことだった。

「ホントに記録どうこうっていうのは僕のなかではあまり……あまりというかホントに気にしていなくて、チームが勝てればそれが一番いい。この3試合負けている中で、よりこの厳しい状況をチームのために乗り越えたいといいますか、ホントに今はチームのことしか考えられないですね」

 記録というのは、目の前のことに全力で取り組み続けた結果として付いてくる数字にすぎない。234試合という数字は途方もないが、長谷部にとっては目の前の1試合、1試合に全力をぶつけてきたことの積み重ねだ。234試合目だろうが、235試合目だろうが、目の前の試合で全力を尽くし、勝利を目指すというのは変わらない。

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最終更新:2/27(月) 14:50

webスポルティーバ

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