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【千葉】青森山田高卒ルーキーが開幕戦フル出場も…「ビビってしまったのかな」と反省

2/27(月) 19:54配信

SOCCER DIGEST Web

エスナイデル監督からは「おまえはもっとできる」。

 開幕戦を間近に控えた2月24日。今冬の高校選手権で青森山田高の「10番」としてチームに初の栄冠をもたらした期待の高卒ルーキーは「千葉に加入することが決まった時から開幕スタメンを狙おうと思ってやってきた」と話した。そして、迎えた開幕戦。背番号を「32番」に変えた高橋壱晟は念願だったスタメンの座を掴む。
 

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 その記念すべき試合で、チームは1-0の勝利。高橋自身もフル出場を果たした。だが、試合後は勝利を喜ぶ一方で、抱いていた自身の理想のパフォーマンスと、現実のプレー内容に大きな差を感じ、報道陣に対しても、悔しさを口にした。
 
「もっと活躍しているはずだったのに、それができなかったので次は頑張ります。あまり言いたくはないですけど、自分のイメージではもっと自分が主導権を持って、ボールを持って、理想はずっと攻撃しているのがいいと思っていたんです。その中に自分が関わっていて、点を取るというのが理想ではあったんですけど、そんな簡単にはいかなかったです」
 
 試合前にはベテランの羽生直剛をはじめ、先輩の選手から「みんな緊張する。俺だって緊張するんだから」と声をかけてもらった。だが、いざ試合が始まってみると、思うように的確なポジショニングができず、ボールをうまく受けることができなかった。
 
「もっと自分からボールを受けに行かなきゃいけないなと思いました。そこは自分の中でビビッてしまったのかなというのがあって、それは反省としてあります。サイドのスペースが空いているのは分かっていたので、何回か出て行ってボールを受けるシーンがありましたけど、そこでチャンスを作れなかったのが残念です」
 
 44分、千葉の2人の選手が痛んでプレーが止まった時、フアン・エスナイデル監督から「おまえはもっとできる」と言われた。その言葉に励まされ、「もうそろそろやってやらないと、と思っていたので、そのあとは自信を持ってやりました。1-0の状況だったので、もう1点必要だなと思っていて、もう少しゴール前で自分がボールを持って攻撃に関われたらいいなと思っていました」と振り返る。

「攻撃を組み立てて最後は自分がという形を」

 実際に後半に入ると積極的に前へ上がり、パスを受けて攻撃の組み立てに参加し、60分にはこぼれ球に反応してシュートも放った。だが、そのシュートは「しっかり枠へ飛ばせていればというところでした」というものだった。
 
 試合後には監督から「もっとやってもらわないといけない」と言われた高橋。反省の言葉は尽きない。
「まだ全然足りない。もっとボールを受けて攻撃を組み立てて、最後は自分がという形をもっと出したい。守備はポジショニングを改善しないといけない」
 
 18歳のルーキーは、今後に向けてそんな修正のイメージを持ちながら、スタジアムを去っていった。
 
取材・文:赤沼圭子(フリーライター)

最終更新:2/27(月) 19:54
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