ここから本文です

名言連発!? 「クレイジージャーニー」のリヤカーマン・永瀬忠志に聞く!

2/28(火) 0:02配信

ザテレビジョン

独自の目線や強いこだわりを持って世界や日本を旅する人に、その人ならではの体験談を聞く“伝聞型紀行バラエティー”「クレイジージャーニー」(TBS系)から、待望のDVD第4弾が発売された。今作には、ギャラクシー賞’16年5月度月間賞を受賞した、“リヤカーマン”こと永瀬忠志氏の回も収録。これを機に、永瀬氏の話を聞いた。

19歳のときにリヤカーを引いて日本縦断を達成して以来、世界各地を歩き続ける永瀬さん。歩いた総距離は地球一周分を越え、47000km以上!

──番組が放送された後の反響はいかがでしたか。

「私は今、高校で講師をしているんですが、『先生、見たよ』と言ってくれる生徒が多くて、くすぐったい感じでしたね。番組の取材が高校に来たときも、ちょうど下校時間だったので、通りがかった生徒たちが『リヤカーマ~ン!』なんて声を掛けてきたりして(笑)」

──講師のお仕事はいつごろから…?

「飛び飛びなんですよ。アルバイトや講演会、本の印税などで何とか食いつなぎながら、収入が途絶えると講師になる、という感じで。実は29歳のときに教員の採用試験に受かったんですが、この生活をずっと続けていくのかなと思ったら、何だか自分の一生が見えてしまった気がして。それで1年で退職して、アフリカに行きました」

――永瀬さんは番組の中でも「先の見える旅は面白くない」とおっしゃっていましたが…。

「そうなんですよ、人生においても、先の見えない方を選んでしまったという(笑)」

──番組では、リヤカー旅の模様をご自身で撮影した記録映像も紹介されて話題になりました。「自分で見返すことはほとんどない」とおっしゃっていましたが…。

「ええ、老後の楽しみだと思っているので(笑)。ですから、番組で流していただいたときに、私もほぼ初めて見たような次第で。『そういえば、こんなこともあったな』なんて懐かしく思ったり」

――「なんでこんな旅をしてるんだろう」なんて、グチもこぼされてましたよね(笑)。

「ええ、あれは全くの本音です(笑)。そういう意味では、あの映像には、本当の自分の姿がそのまま映っていると思います。ただそれだけに、そんな個人の記録が公共の放送を通じて皆さんに見られていると思うと、かなり恥ずかしいんですけれども」

──(笑)。番組では「旅をする理由は分からない」とおっしゃっていましたが、今でもそれは変わらず?

「いまだに分からないですねぇ。アフリカを5カ月以上かけて歩いていたときに、自分で自分を問い詰めたことがあるんですよ。旅することというのは、“本能”なのか、“命の根源”なのか…でも、どれだけ考えても、しっくり来る答えが見つからない。ただ、一つだけはっきりしていることがあって。それは、『今ここで立ち止まっても、何の問題も解決しない』ということ。前に進むしかないんですよ」

──深いお言葉ですね。人生全てに通じるような…。

「日常生活を送っていても、旅で感じるような感情の起伏は絶対に出てこない。でも、旅をしていると出てくるんですよね、日常の中でうずいているものが。一つのことをやり遂げれば、必ず何かが見えてくるし、自分でも知らなかった自分を発見することができる。だから旅をするときはいつも、『今日は何かいいことがあるかもしれない』なんて思いながら、リヤカーを引いて一歩を踏み出すわけです」

──番組出演後も旅は続けていらっしゃるんですか?

「昨年(’16年)の夏にインドネシアのロンボク島という小さな島に行って、6日間で218km歩きました。年末にも、ラオスの中部を10日間で385km。講師の仕事をしていると、休みを取れても2週間が限度ですからね。それが精いっぱいの旅です。年齢的にそろそろ体力も落ちてきたかなと思うし、いつか心が折れたときが潮時だとは思っているんですけど、当分まだ大丈夫そうですね」

──では、永瀬さんの最終的な人生の目標は?

「う~ん…。自分もいつか命が絶えて、この世からいなくなるときが来ると思うんです。でも、今の生徒たちが何十年後かに、『高校のときに変な先生がいたな』なんて思い出してくれたらなと…。実際、今までの卒業生たちとはあまり交流はありませんし、忘れられていっちゃうのかもしれませんけど、人生で何かつまづいたときに、『リヤカーを引っ張って世界中を旅している先生がいたな』と、私のことを思い出して、元気を出してもらえたらうれしいですね」

最終更新:2/28(火) 0:02
ザテレビジョン

記事提供社からのご案内(外部サイト)