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Perfumeのステージはなぜいつも最先端テクノロジーが使われるのか? MIKIKOが語る演出のねらい

2/28(火) 12:00配信

BEST TIMES

昨年末の紅白歌合戦でPerfumeのパフォーマンスが披露された際、デジタル空間と融合させた演出が話題になりました。最先端のデジタル技術を次々と採用しているのにはどんなねらいがあるのでしょうか。

ものすごい技術を作っているのが人間なんだってわかった瞬間ゾクッとする

 最先端ということに、別にこだわっているわけではないんです。観ている側からすれば、次々に新しいものをやっている、という印象なのかもしれませんが、私にとっては、あくまで「踊っている人を際立たせるためのテクノロジー」なんです。

 おもしろいことに、演出にテクノロジーを加えてみると、人間の凄みがさらに際立ってくることがあって。その瞬間のすごみの極地に行きたくて、テクノロジーの力を借りています。Perfumeのドーム公演などもそうです。デジタル技術をたくさん使って一見最先端なことをしているように見えると思いますが、実は踊っているのも、プログラムをしたのも、オペレーションをしているのも人間で、全部人間の手がやっていることなんです。だから観た人には「こんなにすごいことを作っているのが人間なんだ、コンピューターじゃないんだ」ってわかった瞬間、ゾクゾクッと鳥肌が立つ感覚を味わってもらえるじゃないかなと。
 近頃は「人工知能」なんていうのも話題になっていますけど、人工知能にだってできないことがある。そんなにすごいものを作り出すのも人の力なんだよって言うための対比としてテクノロジーを使っているところがあります。
 もともと私自身はテクノロジーには詳しくありません。演出でいつもご協力くださっているRhizomatiks Research(ライゾマティクス リサーチ)のみなさんなど、詳しいお仲間がいるので、教えてもらいながら、技術をどう使ったらパフォーマンスがおもしろく見えるのかを考えています。

明日の第二十七回の質問は、「Q27.リオ五輪閉会式で披露した、高度なテクノロジーと融合した演出はどのように作られたんですか?」です。

取材・文/齋藤あきこ

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