ここから本文です

アカデミー賞前代未聞の惨事! 作品賞の誤発表で最終的な責任を取ったのは?

2/28(火) 13:08配信

ハーパーズ バザー・オンライン

ステージ上で作品賞受賞作が書かれた封筒が開封される前に、その中身を知っていたのは、たった2人。それは、プライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)でオスカーの開票作業チームを率いるマーサ・ルイズとブライアン・カリナンだ。同社は83年間にわたって、アカデミー・オブ・モーション・ピクチャー・アンド・アーツの6千人におよぶ会員から寄せられた投票をカウントする作業を担当してきたのだが、間違った封筒を渡されたウォーレン・ベイティが、別の作品名を読み上げてしまうというような大失態を演じてしまったことは、過去になかった。授賞式の翌朝、PwCは、この取り違い事件に関して次のような謝罪文を発表した。

【写真35枚】アカデミー賞、セレブたちの華やかなドレススナップ集

「弊社は、『ムーンライト』、『ラ・ラ・ランド』、ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、そして、オスカー授賞式の視聴者の皆様に、最優秀作品賞の際に誤った発表をしてしまったことを、心からお詫びいたします。プレゼンターのお二人は、別のカテゴリーの封筒を渡されてしまい、それがわかった時点で、すぐに訂正しました。なぜこのようなことが起こってしまったか、弊社は現在調査中ですが、深く反省しております。ノミネートされた作品の関係者、アカデミー、司会者ジミー・キンメル氏が事態を寛大に収めてくださったことに感謝します」

ベイティーは、失態の後に、こう説明した。「開封すると、エマ・ストーン、『ラ・ラ・ランド』と書いてあったんだ。だから、フェイを見て、それから皆んなのほうを見た。おもしろくしようとしたわけじゃないよ」

このような間違いが起こった原因は未だ定かではないが、気づいた時には、すでに『ラ・ラ・ランド』プロデューサーのスピーチが始まっていた。

発表までは次のようなプロセスで行われた:

“担当の2人は何度も投票を数え、何かに書き留めておいたりはしない。だから、(書いた)紙がどこかに紛れ込んだということは考えられない。『受賞者全員の名前を記憶するのです』と、ルイズ。受賞者全員の名前を記憶することで、プレゼンターが間違った名前を読み上げてしまった場合の保険にもなる。授賞式の間、ルイズとカリナンは舞台裏に立ち、受賞者の名前が書かれた封筒を渡す。中身は彼ら自身の手で入れている。”

PwCは、これまでは信頼できていたこのプロセスを検証すると言う。昨夜、ベイティが最優秀女優賞の封筒を持っている写真がソーシャル・メディアで拡散されたが、エマ・ストーンはその封筒を自分の手にもらったことを認めている。ベイティは、何らかの方法で最優秀女優賞が書かれた予備の封筒を渡されたものと思われる。調査はこのことにフォーカスされるだろうと、イギリスの『ガーディアン』紙は次のように書いている。

“調査は、安全装置として準備されたものにフォーカスして行われるだろう:プレゼンターや封筒に何か不具合が起こった時に備えて、舞台袖に結果が書かれたすべての封筒のコピー(予備)が用意されている。鍵となるのは、作品賞の直前に発表された最優秀女優賞の予備の封筒が、最優秀作品賞を発表しに登場するベイティに渡されたのかどうかだ。”

アカデミーは、まだ公式見解を発表していない。

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ハーパーズ バザー

ハースト婦人画報社

2017年9月号
2017年7月20日発売

定価:700円

1867年にNYで誕生した世界初の女性
ファッション誌『ハーパーズ バザー』。
厳選された情報を美しいビジュアルと
ともに発信しています。