ここから本文です

アプリマーケのROAS最適化は機械にお任せ:AppLovin代表取締役 林宣多氏

2/28(火) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

アプリはスマホユーザーの利用時間の大半を占めると言われる(米eMarketerの調査では86%に達した)。世界中の若年層にとって、モバイルの重要性はテレビを大きく凌いでいる。

【詳細な画像が見たい方はこちら】

アプリのインストール、収益、リテンション(継続率)を最大化するアプリマーケティングが活況を示している。

米アプリ広告プラットフォームAppLovinは2011年12月創業からの急成長で知られる。3年程度で年間収益が約2億1000万ドル(約240億円)に達した。昨年、中国のプライベートエクイティのOrient Hontai Capitalが14億ドル(約1500億円)でAppLovinをM&Aした。

AppLovinの日本法人、Applovin株式会社代表取締役の林宣多氏がこのたびDIGIDAY[日本版]のインタビューに応じてくれた。これまで人の手を活用していたキャンペーン運用を自動化できる点が同社の強みだと説明。同氏の主張を3点にまとめた。

* AppLovinは広告費に対するリターン(ROAS)を自動最適化する。明快なROIが売り

* モバイルのトラッキング技術が向上し、「低い単価でインストールをたくさん取る」から、インストール後のROASやリテンションを目標に設定するようになった

* 数字をみて最適化するという部分は機械が得意。その仕事を任せることで、人はクリエイティブな仕事に集中できる

モバイルトラッキングの急激な進歩

アプリ広告の進化の背景にはトラッキングの進歩がある。グローバルでは最初、端末固有のUDID(Unique Device Identifier:識別子)を活用していたが、端末固有のものなのでプライバシーの問題があった、と林氏は指摘する。

「日本はネイティブアプリからブラウザを挟み、Cookieでトラッキングしていた。ただブラウザを挟まないといけないのでユーザビリティが悪い。このため米国はグレーながらUDIDを使い続けていた。一時的に広告事業者らがUDIDに代わるIDをつくったが、最終的にはAppleがApple広告識別子(IDFA)、GoogleもAndroid広告IDを出した。それまではゲーム系の広告をゲーム系媒体に出すという運用だったが、それからアドテクが使いやすくなった」。

「さらにトラッキング会社が登場した。アプリ広告はインストールしてもらうことが目的。広告事業者がSDKを提供して、広告主のアプリに入れてもらっていたが、広告主側も5個も10個も入れられない。アプリも大きくなってきてバグが出たりする」。

ここでSDKを束ねたトラッキング事業者が現れた。「以前は低質の在庫を提供するアドネットワークと高質の在庫を提供するアドネットワークを比較する術がなかった。しかし、トラッキング事業者は進歩して、インストールの先のイベント、収益、継続率などを捕捉できるにようになった」。

1/3ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

DIGIDAY[日本版]

株式会社メディアジーン

デジタルマーケティング戦略情報に特化した
USブログメディア「DIGIDAY」の日本版。
国内外の最新情報を独自視点でお届けします。