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「Jリーグが中国からスポットライトを取り返す」 米メディアが日本のアジア覇権奪還の可能性を特集

3/1(水) 17:38配信

Football ZONE web

現状は中国リーグの独壇場だが…

 2月25日に2017シーズンのJリーグが開幕した。これを受けて米メディア「ESPN」は、「Jリーグは中国スーパーリーグからスポットライトを取り返そうとしている」と見出しを打って紹介している。

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 記事内では、鹿島アントラーズが昨年に行われたFIFAクラブワールドカップ(W杯)決勝でレアル・マドリード相手に2得点を決め、欧州王者をあと一歩のところまで追い詰めたことを解説。そのうえで、ホーム開幕戦でFC東京を相手によもやの敗戦を喫したとレポートした。

 また鹿島の他に、浦和レッズ、川崎フロンターレ、ガンバ大阪の昨季上位4チームの中で、勝ち点3の獲得に至ったのが川崎のみであることを指摘し、「予測のできないJリーグを象徴するような典型的な立証となった」と、開幕戦を振り返っている。

 しかし、現状ではJリーグ開幕戦は他国でそれほど注目を集めなかった。実際には中国スーパーリーグのほうが明らかに注目度は高い。何百億もの資金を補強に投じて世界的なスターたちを引き入れることに成功しており、それに伴い観客動員数も急増。2016年度のJリーグの平均観客動員数は1万8000人弱なのに対し、中国スーパーリーグは2万4000人強とアジア最多を誇っている。

 一般的には、Jリーグのほうが中国スーパーリーグよりもパフォーマンスの質は優れているという意見が根強いものの、記事ではブラジル代表MFオスカルやMFパウリーニョ、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス、FWアレックス・テイシェイラらの上陸がそのギャップを狭めているとの見解を示している。

 それでもJリーグは、それを超える興奮と魅力を取り戻す試みを始めているというのだ。

中国を追い抜かすためには?

 Jリーグは現在、選手への投資金を増やしているが、それは中国に引き離されぬよう付いていくために必要な要素だと分析されている。ヴィッセル神戸がガラタサライの元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ獲得に本腰を入れ、ドイツのスターを今夏に引き入れる可能性が高まっている。さらに、フェネルバフチェのオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーの日本上陸の噂も飛び交うまでに至ったと伝えている。

 90年代にはジーコやドゥンガのようなスーパースターを巨額で日本に引き入れ、彼らはリーグのレベルを引き上げるための重要な役割を担った。近年のJリーグが抱える問題は、かつての時代ほど“輸入の質”が高くないことにあると指摘。それと連動するように、より能力に優れ、より若い才能豊かな選手たちがヨーロッパへ向かうにつれ、リーグの質低下につながったと分析している。

 もっとも、Jクラブがビッグネームを獲得できていないわけではない。2011年にはアーセナルなどで活躍した元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリが清水エスパルスに加入。14年にはアトレチコ・マドリードなどで活躍し、W杯得点王にも輝いた元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランがセレッソ獲得に加わっている。しかし、両者とも印象的なパフォーマンスを披露できず、本当の意味で期待された仕事を果たすことはできなかった。

 同記事では、Jリーグが海外からの補強を成功させるうえで鍵となるポイントを主張。それはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)だという。ガンバ大阪が08年にACLを制覇して以来、日本はファイナリストにすらなっていない。その間、中国の広州恒大は直近の4年間で二度も優勝を成し遂げている。広州を筆頭に、中国クラブが大会の主役を担っているのが実情だ。

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最終更新:3/1(水) 17:38
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