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「パクリ疑惑」記事が中国の雑誌にパクられた!

JBpress 3/1(水) 6:15配信

 2016年末、日本の運営会社から正式なライセンスを取得したのかどうかを巡り、中国上海市の温泉レジャー施設「上海大江戸温泉」が大いに注目を集めたことは記憶に新しいでしょう。同年12月、筆者はこの施設現場へ直接取材に赴き、関係先へ取材した内容とあわせて記事を執筆しJBpressに掲載しました(「パクリ疑惑の上海『大江戸温泉物語』に行ってみた」)。

無断転載記事を掲載した誌面(写真)

 今回の記事はその“続き”です。ただし上海大江戸温泉を再び取材したわけではありません。筆者の記事を中国の雑誌が丸ごと無断転載していたことがこのたび発覚したのです。パクリ疑惑記事がパクられるという前代未聞の事態に対し、筆者は自ら相手先の責任者を直撃し、無断転載の経緯と補償について問いただしてきました。

■ 記事文章をそのままコピペ

 今回問題となった雑誌は、上海で発行されている日本人向けのフリーペーパー「上海シティブロス(城市兄弟)」の2017年2月号(2017年2月3日発行)です。筆者は無断転載されていたという事実を、その誌面を見た友人からの連絡によって知りました。

 友人から現物を受け取り、早速眺めてみると、間違いなく自分が書いた記事がそのまま掲載されています。執筆者や掲載元の情報については何も記さず、「特別報道」と銘打ち、まるでこの雑誌の記者が取材してきたかのような掲載の仕方がなされていました。

 掲載されている文面は、筆者が書いた文章がところどころ改変されているものの、基本的にそのままコピペされていました。冒頭の「ひとっ風呂浴びに赴きました」という表現も変えられることなくそのまま載せられており、私の友人ですら一目でこの文章は私が書いたものだと分かったほどです。

■ 「ネットで拾ってきた」

 筆者はかなり気が短く「君は全共闘時代に生まれていればヒーローだった」とまで言われたことがあるほどですが、この事実を知った瞬間は比較的冷静さを保ち、まずは事の経緯を確かめるために表紙に掲載されている電話番号へその場でかけてみることにしました。

 電話に出た相手はシティブロスの責任者だという人物でした。中国人ですが、日本語は堪能です。まず、この記事の出所はどこかと尋ねてみたところ、開口一番に「ネットで拾ってきた」とあっさり言ってのけました。続けて掲載元のJBpressや関係方面には許諾を取っていないのかと確認したところ、「特にそういうのはしていない」とのこと。そして筆者が「この記事を書いたのは私なのだが」と明かすと、一瞬答えに詰まった上で、「ゴメンね」という一言だけが返ってきました。

 この回答に半ば呆れつつも、掲載元とも協議した上で後ほど正式にこちらの対応を伝えると話し、この時は電話を切りました。

■ 自分の媒体の記事は「無断転載禁止」

 帰宅後、改めてそのフリーペーパーを子細にチェックしたところ、目次ページに「※ 本紙掲載の記事・写真・イラストなどの無断転載を固く禁じます」という文言が書かれてあるのを見つけました。自分のところは無断転載を禁止しておきながら他人の記事は平気でパクるのかと苛立ちを覚えつつ、記事掲載元のJBpressにも今回の事態について相談しました。

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最終更新:3/1(水) 17:20

JBpress

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