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「駒井善成」というオプションが、レッズの複数タイトルを後押しする

webスポルティーバ 3/2(木) 14:40配信

  2月28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第2戦が行なわれ、浦和レッズがFCソウル(韓国)を5-2で下した。浦和はこれでACL2連勝の勝ち点6。しかも、得失点差プラス7(得点9、失点2)という大きなアドバンテージを手に、グループFの首位を走っている。

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 浦和にとってソウルは、昨季のACL決勝トーナメント1回戦で対戦し、アジア制覇への道を断たれた因縁の相手。そんなチームに対し(スコアから想像するほど浦和の出来がよかったわけではないが)、大量得点を奪って勝利できたことの価値は高い。

 しかも、浦和は現在、2月18日のFUJI XEROX SUPER CUP(ゼロックス杯)を皮切りに、ACL、J1開幕戦、そしてこの日のACLと、中2、3日の間隔で試合が続く、過密日程の真っただ中にある。J1開幕戦では横浜F・マリノスに逆転負け(2-3)を喫していただけに、悪い流れを引きずらなかったことも大きかった。

 そうした厳しいスケジュールのなか、キャプテンのMF阿部勇樹を外すなど、横浜FM戦から先発メンバー4名を入れ替えて臨んだ浦和だったが、チームに新たなオプションを加えられたという意味でも、ソウル戦は大きな価値を持つ試合となった。

 新たなオプションとはすなわち、MF駒井善成のボランチ起用である。

 昨季、京都サンガから移籍してきた駒井の最大の武器は、切れのいいドリブル。京都のアカデミー(育成組織)に所属していた10代のころから、高速ドリブラーとして名を馳せた駒井は、浦和加入後も3-4-2-1の「4」の右サイドを主戦場とし、縦への突破を期待されてきた。実際、ゼロックス杯ではそのポジションで先発し、ドリブルで何度かチャンスを作っている。

 だからこそ、駒井がボランチとして先発のピッチに立っているのを見て、少々意外な印象を受けたわけだが、本人曰く、「京都でも最後のシーズン(2015年)はずっとボランチで出ていた。自分的にはボランチも好きなポジション」だという。事実、この抜擢は想像以上にハマっていた。

 ペトロヴィッチ監督にしても、駒井のボランチ起用を突然の思いつきで決めたわけではなかった。饒舌(じょうぜつ)な指揮官は「私は(選手を見極める)いい眼を持っている自信がある」と言い切り、こう語る。

「駒井にはどのポジションが適当なのか、十分に理解していたつもりだ。ただし、あのポジション(ボランチ)はチーム全体の戦術を理解していないと務まらない。若い選手を安易に使って失敗してはいけないので、しっかりとその時期が来たときに起用することが大事。どのタイミングで起用するかを判断してきたが、今日がそのタイミングだった」

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最終更新:3/3(金) 12:04

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