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復興中のシャペコエンセ、スルガ銀行杯の浦和戦はどうなる!? クラブ会長を直撃!

3/3(金) 6:00配信

SOCCER DIGEST Web

「多くの親しい友人を一度に失い、すべてが終わったと感じた」。

 2016年11月28日に起きた悲劇――。ブラジル南部のクラブ、シャペコエンセの一行を乗せたチャーター機が墜落した事故は、記憶に新しいだろう。クラブ関係者、監督、スタッフ、随行記者団、そして選手たち……。多くの尊い命が犠牲になったあの悲劇から立ち直るべく、シャペコエンセはすでに復興に向けて前進を始めている。
 
 チーム再建は順調に進んでいるか? 今後のプランは? 出場辞退の意向が一部で説が伝えられたスルガ銀行カップの浦和レッドダイヤモンズ戦(8月予定)を、どう考えているのか?
 
 ブラジル在住のジャーナリストで、事故以降のシャペコエンセを追い続ける沢田啓明氏が、プリニオ・ダビ・デ・ネス・フィーリョ会長への独占インタビューに成功。生の声をお届けする。
 
――――◆――◆――――
沢田啓明(以下、沢田氏):昨年11月末に墜落した飛行機にあなた自身も乗る予定でしたが、所用のため直前に搭乗を取り止めて一命を取り留めました。事故を知った時の気持ちを、改めてお聞かせください。
 
プリニオ・ダビ・デ・ネス・フィーリョ(以下プリニオ会長):チームは(コパ・スダメリカーナ)で快進撃を続けていた。南米トップレベルのタイトルを獲得するという夢を、実現しようとしていたまさにそのとき、悪夢としか思えない悲劇が起きてしまった。多くの親しい友人を一度に失い、すべてが終わったと、そう感じた。だが、こうして生き延びたからには、残りの人生をクラブに捧げようと思っている。
 
沢田氏:事故当時は評議員会の会長で、昨年末にクラブの会長に選出されました。
 
プリニオ会長:この非常事態に会長の重責を任された。自分の人生における最大の挑戦だと、そう受け止めている。
 
沢田氏:事故から3か月が経過しました。ここまでのクラブとチームの再建の過程を振り返っていただけますか?
 
プリニオ会長:新たに執行陣と強化部を組織し、コーチングスタッフを選んだ。クリスマスも新年もなく働き続け、多くの選手を獲得した。少しずつクラブの土台が出来上がりつつあるが、まだまだやるべきことは多い。それでも、世界中の人々からの応援に応えるべく、クラブのスタッフ全員が必死に頑張っている。
 
沢田氏:ヴァグネル・マンシーニを監督に招いた理由は?
 
プリニオ会長:中堅クラブを率いて全国レベルのタイトルを獲得(2005年にパウリスタを率いて国内カップ戦を制覇)した実績があり、人間的にも素晴らしい。目指すスタイルがカイオ・ジュニオール前監督(事故で死亡)と似ているので、彼の遺志を継いでくれると考えた。

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最終更新:7/27(木) 20:23
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