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前回侍J下し準Vのプエルトリコ代表、名捕手と鉄壁の二遊間中心に強力布陣で悲願の初V狙う【WBC戦力分析】

3/4(土) 8:00配信

ベースボールチャンネル

 前回大会は準決勝で侍ジャパンを破り、過去最高の準優勝と躍進を見せたプエルトリコ代表。今回のチームは前回を大いに上回る陣容となっている。

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 チームの中心となるのは、4大会連続の出場となるセントルイス・カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手。抜群の強肩に加え、投手を巧みにリードして相手打線の的を外すインサイドワークは前回大会でも証明済み。打力こそ年々落ちてきてはいるものの、司令塔としての存在感は以前絶対的なものがある。

 モリーナとともに今回のプエルトリコ代表の目玉となるのが、昨季ワールドシリーズで相対した若き二遊間。セカンドを守るのは、シカゴ・カブスのハビアー・バイエズ内野手。走者へのタッチスピードはメジャーでも屈指のレベルで、モリーナの強肩とバイエズのタッチが組み合わされば、相手チームの機動力を大きく制限することができる。

 バイエズの対となるショートは、クリーブランド・インディアンスのフランシスコ・リンドーア内野手。球界屈指の守備を誇り、上位打線を任せられる強打者としても高い能力を持つ。そして、リンドーアの最大の武器が「ジーターの再来」とも称されるリーダーシップ。モリーナとともにチーム力を底上げしてくれるはずだ。

 ポイントゲッター役は、22歳にしてすでに球界の中心選手となっているカルロス・コレア内野手と、大ベテランとなったカルロス・ベルトラン外野手のヒューストン・アストロズコンビ。他にも、昨季サンフランシスコ・ジャイアンツで12本塁打、15盗塁をマークしたエンゼル・パガーン外野手や、ミネソタ・ツインズで強肩強打を披露しているエディー・ロサリオ外野手ら、全体的にパワーと走力を併せ持つ選手が揃っており、バリュエーション豊かな攻撃が繰り出されるだろう。

 タレント揃いの野手と比べると、投手陣には不安が残る。エース格は、昨季ロサンゼルス・エンゼルスとツインズで計13勝を挙げたヘクター・サンティアゴ投手だが、安心して1試合を任せられる投手とは言い難い。ポイントとなるのは、ニューヨーク・メッツのセス・ルーゴ投手やツインズのホセ・ベリオス投手、テキサス・レンジャーズのアレックス・クラウディオ投手といった才能ある若手投手たち。

 彼らをモリーナが巧みに引っ張ることができれば、最後はシアトル・マリナーズの剛腕守護神エドウィン・ディアス投手が締めくくる。元東京ヤクルトスワローズのオーランド・ロマン投手、元埼玉西武ライオンズのミゲル・メヒア投手といった、かつてNPBに所属していた投手たちの奮起にも期待したい。

 才能ある若手野手の台頭で前回大会と比べると、選手層が一回りも二回りも増した感のあるプエルトリコ代表。鉄壁の守備力を武器に初の大会優勝を狙う。

※メンバーは2/28時点のものです。

ベースボールチャンネル編集部