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【脳と筋肉の関係性】森谷名誉教授 × 大野 均選手(ラグビー)

3/4(土) 23:10配信

MEN’S+

京都大学の名誉教授であり、EMSがもたらす筋肉のトレーニング効果について40年以上研究を行っているEMSの世界的権威 森谷敏夫名誉教授。そんな森谷名誉教授が、一線級のアスリートと「スポーツ」「トレーニング」「筋肉」等々をテーマに対談を行いました。第2回は、前回のつづき。ラグビートップリーグで活躍する大野 均選手(東芝ブレイブルーパス)とともに、「脳と筋肉の関係性」についてお話をしていただきました。

 森谷敏夫名誉教授は、 EMSがもたらす筋肉のトレーニング効果について40年以上研究を行っています。そこで検証を重ねた結果、トレーニングにとって効率的な周波数は20Hzであると導き出したのです。その理論を取り入れ、開発したのがMTGのSIXPADになります。 
 
 そんな世界屈指の運動医科学界を牽引する、森谷名誉教授によるアスリート対談第2回目。お相手は第1回目から継続して、ラグビートップリーグをはじめ日本代表として、2015年はラグビーW杯イングランド大会での南アフリカとの勝利に大きく貢献した大野 均選手(東芝ブレイブルーパス)。

【脳と筋肉の関係性】 対談でのコメントを掲載します

森谷名誉教授:脳のトレーニングプログラムはものすごくできているので、外国人の大きな身体に打ち勝つためにはさらなる筋肉が必要となってきますよね。面白いことに、なぜ僕が電気刺激に凝っているかといいますと、大野選手がものすごく大きな力を出すときに使用している筋肉というものは、ものすごく大きな運動神経で、神経が太いんです。それをトレーニングするために、心でものすごく集中して筋トレを行うと思うのですが、電気刺激は脳の代わりに外から電流を流します。そうすると、一番鍛えたい太い大きな運動神経に外から電流を流すと、オームの法則で1番簡単に電流が通るんです。
 
大野選手:そうなんですか? 抵抗も少なく…。

森谷名誉教授:エディ監督は、本当にしっかりしたプログラムをもっておられたんでしょうね。素晴らしいと思います。――EMSってご存じですか? 聞いたことありますか? 
 
大野選手:先日はじめて使用させていただきました。非常に刺激されている感じがあって、自分も腹筋をよく行うんですが、最初の段階からいきなりきつくて、攣(つ)りそうなくらいの刺激があってびっくりしました。23分やってみて、すごく効果があるなと思いました。


森谷名誉教授:筋肉を刺激する(信号には)周期というものがあるんですね。それが大野選手がグワァッと筋トレをやるときに、運動神経ってありますよね。その運動神経が電流を流している、それをインパルスというのですけど…。 それが大体1秒間に20回位。思いっきりやってるときには、30回行くか行かないかくらいの刺激が走るんですけど…それと同じくらいのインパルスを流すように、実は改良したんですよ。世界各国で同じようなEMSの機械はたくさん出ているけれど、なかなか良いものがなかったんです。何故かと言うと、今までのものはものすごく周波数が高いんです。周波数が高いということは、実際の運動神経は1秒間に20回位の周波数の電流しか流さないのに対して、機械だから何回でも流せるんですね。ドイツの装置なんかは、1000回くらい流すんですよ。そうすると…人間の筋肉が1秒間に1000回も動くはずがないわけですよ。それなのになぜ、そんなことをやったのかというと、電流を流すと皮膚抵抗があってピリピリピリピリ痛いんですよ。低い周波数だと。それを克服するために「エクスポネーション」というんですけど、電流がカーブしながら徐々に上がって下がるというような新しい波形を開発して、人と同じような運動神経の周波数で筋肉を刺激するようになっているんです。だから、痛みなく自分の脳がやっているのとほぼ変わらないようになっています。
 
大野選手:脳と同じパターンなんですね…。 
 
 
森谷名誉教授:ただ、自分の脳は何もしていないんですけど…(笑)。大野選手の場合は、ここ(脳)の部分はトレーニングを積まれているので大丈夫なのですが、ところが高齢者や傷病者の方とか、筋肉が萎縮した状態の際に脳の代わりに刺激することができるんです。

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最終更新:3/4(土) 23:10
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