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早稲田大も上智大の「TEAP」導入 今年はどうなった英語外部試験 〈AERA〉

dot. 3/7(火) 16:00配信

 もはや外部試験利用入試は常識に大学入試で英語の外部試験導入はますます加速している。2020年からの新共通試験で英語4技能が問われることになるのを受けての動きだ。大学の真のねらいは──?

 早稲田大学は今年の入試から外部試験を導入した。「2032年の創立150周年までに全学部の授業の半分を外国語で実施し専門分野を外国語で理解・表現できる人材を育てる」ビジョンの一環という。

「改革が始まった04年から本学部でもリスニングを入試に導入したかったが、受験生は1万人規模。実施には足踏みしていた」と同大文学学術院の安藤文人教授は話す。満を持して今年、文化構想学部と文学部で導入した。志願基準は英検2級の上位合格者程度、試験は国語と地歴2教科だ。募集定員は「英語活用力のある学生を求める姿勢を示して高校の英語教育にインパクトを与えたい」と文化構想学部70人、文学部で50人と初年度としては異例の大枠。志願者数は、文化構想学部543人、文学部志願者368人となった。

●拡大するTEAP利用

 外部試験利用2年目の法政大学では、今年度は7学部11学科に拡大、利用試験にTEAPも追加したところ、38人の定員に対し志願者は969人と倍増。

「(TEAPは)入試を想定した試験で大学入学後の英語学習につながりにくいなどの理由で昨年は見送ったが、利用への問い合わせが多かったこと、法政とよく併願される大学に利用が多かったこともあり、導入に至りました」と、同大入学センター長・菊池克仁さん。今後は実施する学部・学科が広がる予定という。

 TEAPの“本家”は上智大学だ。日本英語検定協会と共同開発した。今年は導入3年目。対象試験はTEAPのみだ。初年は読む・聞くの2技能のみだったが、今年は利用学部すべてが4技能を対象に。合計点だけでなく、技能ごとにも合否基準を設けるなど、難易度は上がっているが、今年の志願者数は微減程度。TEAP利用入試の定着ぶりが表れた。上智大学学務担当副学長の藤村正之さんは「高大接続の観点から、入学後もTEAPを活用。1年生終盤に再度TEAPを受験、どれだけ4技能が伸びたかを確認します。TEAPのスコアはTOEFLと相関性が高いので、留学を目指す学生にはTOEFL、ビジネス利用を望む学生にはTOEICと併用したい」と期待を寄せる。

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最終更新:3/7(火) 16:00

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