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祝ブンデス新記録。そもそも、なぜ長谷部誠は常に試合に出ているのか

3/6(月) 18:50配信

webスポルティーバ

 ブンデスリーガ第23節。ホームでのフライブルク戦で先発に名を連ねたフランクフルトの長谷部誠は、これで通算出場試合数を235試合とし、奥寺康彦氏の持つブンデスリーガ日本人選手最多出場記録を更新した。1-2で敗れたということもあり、試合後の長谷部はいつも通りだった。

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「特にいつもと変わらず、ですね。今まで記録自体、それほど意識したことがなかったので。ただ、今日もこの前もそうですけど、チームの結果がすべてなので、そういう意味では嬉しさというのは全くないです」

 先週は多くのドイツメディアが長谷部の記録について報じたが、新記録達成はそれほど話題になっていない。ブンデスリーガとクラブの公式メディアが長谷部の記録更新を報じたぐらいだ。

 試合の2日前に行なわれた記者会見で、ニコ・コバチ監督は「長谷部はすべての若手選手の手本であり、すべての人間にとっての手本でもある。マコトがチームにいれば、どんな監督でも喜ばしいことだろう。彼はチームに安全と安定をもたらす。彼の予測は素晴らしく、多くのシチュエーションで、それが起こる前にすでに勝っているんだ」と賞賛したが、それも日本からやってきた取材クルーに問われたからだった。

 長谷部自身も「ドイツメディアが(記録に関するニュースを)拾ってくださるのは、おそらく日本のメディアのみなさんが書いたり、質問したりしてくれるから」と、醒めたものだ。

 とはいえ今回の記録更新は、長谷部がドイツでここまで歩んできた道のりを振り返る機会になった。この記録は長谷部本人にとってどんな意味を持つのだろうか。記者から問われた長谷部はこう答えている。

「積み重ねるということは簡単なことではないのは自分もわかっていますし、ここまでそんなに大きなケガもなく、試合にコンスタントに出続けなければ打ち立てられなかったものだと思います。もちろん周りの方の協力もあってですけど、サッカー選手として自分の中でも、今まで突き詰めてやってきた部分はあるので、そういうものが結果として、記録として評価して頂けるのはもちろん非常にうれしい部分はあります」

 コンスタントに出場するが、はっきりと目に見える形で勝利に貢献することは少ないという意味で、長谷部は脚光を浴びることの少ない選手だと言える。ヴォルフスブルクでリーグ優勝を成し遂げた際も、主力メンバーの一員として評価されたが、ゴールやアシストを記録することは少なく、ドイツで大きな注目を集めることはあまりなかった。

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