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ミランのオーナー弟が「マネロン陰謀説」を否定。中国と交渉破談ならこのまま…

3/7(火) 14:49配信

SOCCER DIGEST Web

中国投資グループの本気を強調しながらも…。

 ミランのクラブ株式売却完了が度重なる延期となり、中国投資グループによる買収に対して、一部のメディアやサポーターは懐疑的な目を向けている。
 
 彼らが以前から噂しているのが、現オーナーのシルビオ・ベルルスコーニが海外にある自身の資産を、中国を通じてイタリアに移動させているという陰謀説だ。だが、同氏の弟であるパオロ・ベルルスコーニはこれを否定した。
 
 現地時間3月3日に買収が完了する予定だったミラン。だが、中国投資グループの『シノ・ヨーロッパ・スポーツ(SES)』は資金を調達しきれず、1カ月の延期を要請した。買収が先送りとなるのは、昨年末に続いて2度目となる。
 
 SESはすでに2億ユーロ(約240億円)の手付金を支払っているが、今週中にさらに1億ユーロ(約120億円)を支払うことで、1か月の延期を要請した。これが実現すれば、手付金は合計で3億ユーロ(約360億円)となる。
 
 中国からの資本移動の難しさが原因とされているが、これだけ巨額の資金が分割払いされていることで、「マネーロンダリング説」を主張する声は後を絶たない。ミランを買収する投資グループの全容がいまだ明かされていないことも、それらの声を後押ししている。
 
 しかし、イタリア『pianetamilan.it』によると、テレビ局『7Gold』の番組に出演したP・ベルルスコーニは、そういった声が「悪意」に基づいていると反論。「世界中の人が見ている中でそのようなことをするのは愚かというものだ」と一蹴した。
 
 さらに、P・ベルルスコーニは「2億ユーロの手付金が、彼らの関心と買収意欲が具体的だと示している」と、兄と同じ見解を強調。そのうえで、次のように“最後通告”を出した。
 
「私の考えは変わらない。手付金が3億ユーロとなり、それでも1か月のうちに取引完了を実現させられないのなら、3億ユーロをもらってベルルスコーニ家がミランの運営を続けるべきだ。つまり、中国サイドとの交渉を終わりにするということだよ。ただ、扉は開けておくべきだがね」
 
 とはいえイタリア・メディアは、SESとの取引が破談した場合でも、現在の財務状況からベルルスコーニ家はミランを売却せざるをえないと報じている。
 
 ミランを巡るピッチ外の騒動は、このまましばらく収束する気配がない……。

最終更新:3/7(火) 17:31
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