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ダイエットの呪縛を解く、新“Di理論”

3/8(水) 12:00配信

ハーパーズ バザー・オンライン

今から始める春先減量プロジェクト。痩せたいのに痩せられない……その負のスパイラルはどうしたら断ち切ることができる? 石川善樹博士に聞いた、失敗しないダイエット理論を全3回でお届け。

CHECK LIST

□ 痩せられるなら何kgでも痩せたい
□ ダイエットに挫折すると逆に太る
□ ダイエットの失敗は我慢不足だ
□ 忙しくて運動する習慣がない
□ 減量生活はいつもストレスが溜まる

※ひとつでも当てはまる人は要注意。ダイエットプランを見直して。

石川博士が提唱するのは「Di理論」、いかにリバウンドさせないかに焦点を当てた新理論だ。「ダイエットというと決まって“どうすれば痩せるのか”という方法論ばかりが語られます。ですが、ダイエットに大事なのは継続です。自分が理想とする体重をいかに維持できるか、それが本来のダイエットです。そのためにはダイエットを“減量する期間”と“減量した体重を維持する期間”に分け、このふたつが合わさったものがダイエットである、ということをまずは認識してほしいですね」と石川博士。

最初の“減量する期間”は、あまり長いタームでプランニングせず1カ月を目安に、最長でも3カ月で考えるのがいいという。だが1カ月に10kg痩せたいという計画だと、想像を絶する負荷を体にかけることになる。絶食に近い状況でないと1カ月に10kgの減量は難しい。仕事をしながら健康も維持してそれを行うのは不可能に近い。生活を普通に維持しながら、1カ月で落とせる平均的目安は2~3kgだ。
 
「カロリーは体重を減らすための目安にはなりますが、あまり厳密になりすぎると脳がカロリーを減らすことに疲弊してしまい、挫折や過食といった失敗に結びつきます。少しでもよいので減量時期に結果を出し、その成功体験を脳に刷り込むことが大事なので、効果の出やすい方法を使うのは有効です。減量期に炭水化物を減らすのはいいでしょう。でも、炭水化物は脳にとって欠かせない栄養素なので、いつまでも減らし続けるのはよくありません。減量期を終えて維持期に入ったら、炭水化物を減らすことはいったんやめてみることをおすすめします」

でも、炭水化物を食べて食事をもとに戻したら、それこそリバウンドしてしまうのでは? 
 
「減量期の食事はかなり負荷が大きいので、その食事をずっと継続するというのは、誰にとっても非常に難しい。ダイエット=ツライというのは、ここに問題があるのです。ツライので挫折して失敗に終わる。だったら、減量期の食事は目標に達したらいったんやめるのが正解です。そこから次に、継続期のプランに変えていくのです」 
 
食事をもとに戻せば、当然体重ももとに戻る。だが、例えば52kgだった体重を減量期に3kg減らして49kgにした人は、維持期にどれぐらい食事を減らせばよいのだろうか? 減量期の食事のままでないとその体重は保てない、とほとんどの人が思っているだろうが「実はそうではない」と石川博士。 
 
「このケースの場合、1日122kcal減らすだけでいいんです。目安としては、クッキー2枚分くらい。ちょっと早足でのウォーキングで30分程度。実は減量した体重を維持するために減らすカロリー量は、想像以上に少ない。多くの人はこの現実を知らないので、がむしゃらに減量期の無理なダイエットを続けて挫折してしまうんですね」

もちろん減量期や維持期に消費すべきカロリー数は人それぞれ、体型や生活習慣によっても異なるという。石川博士はそこに着眼し、減量シミュレーター『シムウェイ』を企画開発した。ウェブサイトでは、自分が減量期にどれぐらい減らせば無理がないのか、さらに維持期にはどれぐらいマイナスすれば維持できるのかを一瞬で診断してくれる。一度試してみて。

クッキー2枚

52kg→49kgの3kg減を維持するためには1日122kcal程度を減らせばいい。これは、クッキー2枚程度。

ウォーキング

運動に例えるならいつもよりも少しだけ早歩きで30分ウォーキングする程度。駅ひとつ分の運動量だ。

掃除

家事に例えるならモップで部屋全体を20分ぐらいかけて床掃除するぐらい。丁寧な掃除を習慣に。

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