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8月10日、運転開始が待ち遠しい!東武鉄道のSL「大樹」

3/8(水) 16:30配信

旅行読売

 関東私鉄で最大の路線網を誇る東武鉄道では、約50年ぶりとなるSLの復活運転プロジェクトが進行中だ。SLの列車名称は「大樹(たいじゅ)」。今年8月10日の運転スタートに向けて、試運転や関連施設の敷設工事が進められている。その現場を取材した。日光・鬼怒川地区に、再び蒸気機関車の煙がたなびき汽笛が響く日は近い。

 SLが復活運転するのは東武鬼怒川線下今市―鬼怒川温泉駅間の12.4キロ。機関車はかつて北海道の大地を走っていたC11形タンク式機関車のC11形207号機。正面のヘッドライトが左右に2個、カニの目のように付いていて、現役時代には国鉄マンやSLファンに親しまれていた。この機関車はかつて北海道の日高線苫小牧(とまこまい)― 様似(さまに)駅間で活躍。霧対策としてヘッドライトが二つ取り付けられていた。日高線を引退後はJR北海道で再整備され函館線で「SLニセコ号」を引いていた。そしてこの度、津軽海峡を越えて東武鉄道にやってきた。
 2月のある日、埼玉県久喜市に設けられた南栗橋SL検修庫を訪れた(内部の一般公開は行っていない)。ここではディーゼル機関車、客車、車掌車の整備も行われている。C 11が早く走りたいと言わんばかりに蒸気を噴き上げていた。この日は客車2両と車掌車1両の編成で構内の訓練線を走ると聞き、こちらの胸も高鳴った。辺りに漂う煤(すす)の匂いが、SLファンにはたまらない。一瞬にして時代がさかのぼり、古き良き時代を思い出すのだ。
 東武鉄道ではSL復活にあたって蒸気機関車はJR北海道から借り受け、6両の客車はJR四国から、車掌車2両はJR貨物とJR西日本から譲り受け、補助機関車の役割をするDE10形ディーゼル機関車はJR東日本から譲り受けた。東武鉄道の広報担当は、「今回のSL復活プロジェクトは、鉄道各社の支援なくしては、決して実現できなかったことです」と、感謝の言葉を述べる。

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最終更新:3/8(水) 16:30
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