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米10代に流行、グループ動画アプリ「Houseparty」とは?:マーケターが押さえておくべきこと

3/9(木) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

物事は一周して、もとに戻るものだ。90年代の半ば、インターネットはチャットルームと同義だった。そしていま、アメリカの10代の若者たちは、かつての「AOLインスタントメッセンジャー(AOL Instant Messenger)」によく似たアプリに群がっている。かつてのものとの違いは、動画が利用されているという点だけだ。

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2016年2月にリリースされたアプリHouseparty(ハウスパーティー)は、若者たちの「リビングルーム」として売り出している。ごくシンプルな仕組みで、最初にユーザー登録を済ませると、スマートフォンの連絡先にある相手と、リアルタイムで仮想の「たまり場」に集まれるというもの。それぞれのビデオ通話には、同時に最大8人が参加できる。

10代の若者が集まるところには、ブランドが必ず顔を出す。だが、Housepartyは将来、Snapchat(スナップチャット)ほどの成功を収めるのか? それとも、ピーチ(Peach)のように失敗するのか? 本記事は、マーケターがHousepartyについて知っておくべきことを、英DIGIDAYのグレース・カフィン記者がまとめて紹介する。

Housepartyの幕開け

Housepartyは、ライフ・オン・エア(Life on Air)が開発した第2のアプリだ。同社が先に開発したライブストリーミングアプリ、Meerkat(ミーアキャット)は、現在サービスを終了している。Meerkatは、2015年にクリエイティブ・ビジネス・フェスティバルのSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト:South by Southwest)で有名になったが、Twitterにプラットフォーム配信から遮断されて潰された。Meerkatが消えたあと、競合するPeriscope(ペリスコープ)やFacebookのライブ動画が、アーリーアダプターたちを抜き去った。

人員を削減したあと、チームは方針転換して、2016年2月にHousepartyをローンチ。その際、開発者に共同創業者の夫の名前を使い、意図的にMeerkatとのつながりを隠した。

目標は、たまにではなく習慣的に使われるアプリになること。それこそが、公開チャットからプライベートチャットに(そして、見知らぬユーザー同士から友達同士に)切り替えた理由だった。こうした動きはベンチャーキャピタル業界の関心を集め、Housepartyは2016年12月、WhatsApp(ワッツアップ)やインスタグラムに投資したセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)主導の資金調達ラウンドで、5200万ドル(約59億円)を調達した。

英国における出足は遅かったが、Housepartyは2016年の終わりにかけてiTunesランキングをじわじわと上昇。アプリ市場分析をおこなうアップアニー(App Annie)のデータによると、2017年1月には、iOS App Storeのソーシャルネットワークアプリのダウンロード数ランキングで、Viber(バイバー)やSkype(スカイプ)などを抜いて4位の座を確保した。かつてのMeerkatは、広告を打ったにもかかわらず、英国では639位止まりだった。

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