ここから本文です

「我々は不当な批判を受けた」 アーセナルFA杯4強入り、ベンゲル監督が強まる逆風に反発

3/12(日) 21:50配信

Football ZONE web

FA杯準々決勝で5部クラブに5-0快勝

 アーセナルは現地時間11日、FAカップ準々決勝で英5部リンカーン・シティ相手に5-0と圧勝して4強入りを決めた。サポーターによる解任要求の熱が高まるなど、窮地に立たされていたアーセン・ベンゲル監督は「我々は不当な批判を受けていた」と強まる逆風に反発した。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。

ベンゲル政権20年の「ベストな買い物トップ10」 アーセナルが安値で獲得した優れた才能

 前半はMFアレックス・チェンバレンが負傷交代というアクシデントに見舞われるなどなかなかエンジンが掛からなかった。しかし、前半アディショナルタイムに細かいパスワークからFWセオ・ウォルコットのシュートが決まって先制。後半8分にもテンポ良くパスをつないでリンカーンの守備を翻弄し、最後はエリア内に侵入したDFエクトル・ベジェリンの折り返しからFWオリビエ・ジルーが右足のシュートでネット揺らした。

 2点目が決まると、そこからストッパーが外れたようにゴールラッシュを展開。同13分にDFキーラン・ギブスのクロスがリンカーンの主将MFルーク・ウォーターフォールのオウンゴールを誘発して3点目をゲットすると、同26分にはFWアレクシス・サンチェスが強引な中央突破から正確なミドルシュートをゴール右隅へ突き刺し4点目。同30分にはMFアーロン・ラムジーがトドメの5点目を奪った。

 UEFAチャンピオンズリーグでは決勝トーナメント1回戦でドイツ王者バイエルン・ミュンヘンを相手にホーム&アウェーともに1-5の惨敗。2戦合計スコア2-10という悪夢のような連敗で7季連続16強敗退となった。サンチェスが内紛騒動を起こし、サポーターからはベンゲル監督の解任要求が過熱するなど不穏な空気がチームを覆うなか、フランス人指揮官は批判が不当だと反論している。

バイエルン戦から90%メンバー固定の理由

「結果が出ず、自身を失いかけていたことで少しナーバスになっていた。バイエルン・ミュンヘン相手に素晴らしいゲームをしたのに道理に合わない批判を受けた」

 そう不満を明かした指揮官だが、一方では前向きな姿勢も見せている。

「今日はギャンブルを犯したくなかった。この試合がとても重要なものだと分かっていたからね。チームはバイエルン戦でもいいプレーをしたし、彼らに勝利によって自信を取り戻すチャンスを与えたかった。それがスタメンの90%をそのままにした理由だよ」

 このFAカップでの勝利が単なる一勝以上の価値があると語った。ベンゲル監督は屈辱のバイエルン戦に出場したメンバーの大半をこの試合でもあえて起用し、自信回復のきっかけにしようとしていたという。

 失意の最中にいるアーセナルは苦境から抜け出し、終盤戦の巻き返しを見せることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:3/12(日) 22:15
Football ZONE web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Football ZONE web

fangate株式会社

日本代表や欧州各国リーグなど、国内外のサッカー情報を毎日更新