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正しく覚えよう! 「日本茶」の種類とおいしい淹れ方

オトナンサー 3/13(月) 7:00配信

 来客があった場合などに出すことの多い「日本茶」ですが、その種類はさまざまであり、それぞれに味わいや淹(い)れ方が異なります。

 オトナンサー編集部ではそれぞれの特徴について、ビジネスシーンや日常生活のマナーに詳しい、マナーコンサルタントの川道映里さんに聞きました。

甘く、まろやかな味が特徴の玉露

 日本茶は、栽培方法、摘採時期、製造工程などの違いによって、さまざまな種類があります。それぞれの特徴とおいしい淹れ方は以下の通りです。

【玉露】

 日本茶の中では最高級のお茶です。渋みが少なく、甘くまろやかな味が特徴です。また、「覆い香」と呼ばれる特有の香りも楽しめます。

 淹れ方は、はじめにお湯を湯のみ茶碗に注ぎます。お湯を50~60度くらいまで冷まして、茶葉を入れた急須に移します。約2分待ったら、湯のみ茶碗の7分目まで均等になるように注ぎます。

【煎茶】

 渋みとうまみのバランスが良い日本茶の代表格です。さわやかな香りに加え、お湯の温度が高いと渋みが、低いと甘みが出るため、好みに合わせて風味が楽しめます。

 淹れ方は、はじめにお湯を湯のみ茶碗に注ぎます。お湯を70度くらいまで冷ましたら、茶葉を入れた急須に移します。約1分待ったら、湯のみ茶碗の7分目まで均等になるように注ぎます。

【番茶・ほうじ茶】

「晩茶」とも書くように、遅い時期に摘んだお茶です。苦みが少なく、喉越しが良いため、特に食後のお茶に適しています。また、番茶を高温で炒ったものは「ほうじ茶」と呼ばれます。

 淹れ方は、茶葉を大きめの急須(もしくは土瓶)に入れ、80度以上の熱湯を直接注ぎます。最後に、30秒ほど待ってから、厚めの湯のみ茶碗の7分目まで均等になるように注ぎます。

「粉茶」「茎茶」「芽茶」などの種類も

【玄米茶】

 煎茶の茶葉と炒った玄米をほぼ同量の割合で加えたお茶です。香ばしい香りが特徴的で、さっぱりとした味わいが楽しめます。

 淹れ方は、茶葉を急須(もしくは土瓶)に入れ、80度以上のお湯を直接注ぎます。最後に約1分待ってから、厚めの湯のみ茶碗の7分目まで注ぎます。

【粉茶】

 煎茶を製造・加工する過程において粉末にしたもので、お寿司屋さんで最後に出されるお茶です。

 淹れ方は、お湯を湯のみ茶碗に注いで温めておきます。次に、茶葉を急須に入れ、沸騰したお湯を注ぎ30秒ほど待ちます。湯のみのお湯を捨て、茶こしを使って湯のみ茶碗の7~8分目まで注ぎます。

【茎茶】

 煎茶や玉露の製造工程で取り除かれるもののうち、茎だけを集めて作られたお茶です。さわやかな香りとキリッとした味わいを楽しめます。

 淹れ方は、お湯を湯のみ茶碗に注いで温めておきます。次に、茶葉を急須に入れ、80度くらいのお湯を急須に一気に注ぎ1~2分ほど待ちます。湯のみ茶碗のお湯を捨て、湯のみ茶碗の7~8分目まで、均等になるように注ぎます。

【芽茶】

 春先の芽と若葉で作られたお茶です。淹れ方は、茎茶と同様ですが、茶葉の抽出時間は約30秒と、短い時間で淹れるのがポイントです。

急須と湯のみ茶碗を温めておくこと

 ちなみに川道さんによると、八十八夜(立春から八十八日目の5月2日ごろ)に摘み取ったお茶、つまり一番茶は、不老長寿など縁起が良いものとされています。

 最後に、お茶をおいしく淹れるためのコツを聞きました。

「ポイントは、急須、湯のみ茶碗ともに一度お湯を入れて温めておくこと、そして、全員のお茶の濃さが均等になるように注ぐことです。また、急須を立てて最後の一滴まで心を込めて注ぎ切ることが、大切なお客さまを思う、丁寧なおもてなしです」(川道さん)

オトナンサー編集部

最終更新:3/13(月) 7:00

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