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セックスが健康にいいとされる8つの理由

@DIME 3/13(月) 19:10配信

 セックスの効能を謳うレポートが各メディアで相次いでいる。セックスは科学的に心身の健康に寄与しているということだ。

■セックスが健康に良い8つの理由

 オーストラリア・セントラルクイーンズランド大学のミシェル・ラステラ博士が睡眠とセックスに相関関係があることを指摘してからというものの、“セックス健康法”がにわかに盛り上がってきているようだ。就寝前のセックスは質の高い睡眠に導くことが調査によって明らかになったのだが、ほかにもまだまだセックスがもたらす心身への好影響が紹介されている。

1. 外見を若々しくする

 2013年に英ロイヤル・エディンバラ病院のデイビット・ウィーク医師が発表した研究によれば、活発な性生活を送っている人々は生活のクオリティが高く実際の年齢よりも5~7歳若く見られているということだ。

「性的な充足は少なくとも精神的献身または宗教的献身と同じ程度、質の高い生活のための重要な要素です」(デイビット・ウィーク医師)

2. 心臓疾患の予防

 米マサチューセッツ州のニューイングランド研究所が1000人以上の同州在住の男性を16年間に渡って調査したデータによれば、週に2回以上セックスする男性は、セックスが月に1回未満の男性よりも重篤な心臓疾患の罹患率が45%低いという。研究者はセックスが身体とメンタルの双方に好影響をもたらしていると主張している。

3. 免疫力の向上

 米ペンシルベニア州のウィルクス大学から1999年に発表された研究によれば、週に1~2回セックスを行なっている者はインフルエンザにかかりにくい傾向があることを指摘している。具体的な徴候としては、日常的にセックスをしている者のほうが唾液中の免疫抗体のレベルが高いということだ。しかしもちろん、不特定多数とのセックスは性病罹患のリスクがあることはいうまでもなく、パートナーは選ばなくてはならない。

4. 脳機能の向上

 イタリア・パヴィア大学の研究チームが2013年に発表した研究によれば、日常的にセックスを行なう者は、意識の明瞭さに繋がる脳神経が増えている傾向があるということだ。

 米・プリンストン大学で行なわれたマウスを使った実験でも、セックスをしているマウスのほうがしていない(させない)マウスよりも脳神経が発達していることがわかっている。

5. 前立腺がんリスクの低下

 カナダ・モントリオール大学から2014年に発表された研究によれば、3200人の男性の4年間に及ぶ生活データを分析した結果、20人以上の女性と性交渉を持った男性は前立腺がん罹患リスクが3分の1に低下しているということだ。また死因につながる重大疾病の罹患リスクも19%低くなっているという。

6. 仕事のストレスを低減させる

 イギリスの西スコットランド大学ペイズリー校から2006年に発表された研究によれば、日常的にセックスをしている者は仕事上のストレスにうまく対処できているということだ。具体的には日常的にセックスを行なっているグループのほうが、公衆の面前でのスピーチなどのストレスフルな状況下において、血圧の上昇が低く抑えられている傾向があるという。

7. 全身運動の良い機会になる

 ベッドの上での運動は普段あまり使わない多くの筋肉が使われるため、全身運動の良い機会になる。もちろんジムなどでの意識的な運動に比べればカロリー消費は少ないが運動不足を補うものにはなる。セックスに運動不足解消の意味を持たせる場合、30分から45分ほど時間をかけるとより効果的であるということだ。

■なぜ男性のほうが性体験が豊富なのか

 セックスの効能が意外なほど(!?)叫ばれているのだが、性行為にまつわる不思議で興味深いデータがある。人間の人口の男女比はざっくり言って半々であるが、異性愛者に限定してこれまでの性行為の回数、体験人数を自己申告してもらうと、男性のほうが女性よりもかなり多い傾向にあるのだ。そしてオーラルセックスの場合においても、男性はするほうもされるほうも女性の申告に比べて多い。

 かつてカナダとアメリカで行なわれた調査では、人々に現時点までのセックスの体験人数を聞くと、男性の平均は12人であるのに対し、女性の平均は4人であった。セックスパートナーの存在についての質問には、若い世代ではそれほどの男女差はないものの、55~64歳の層では男性の85%がいると答えており、女性のほうは62%にとどまる。

 異性愛者の世界の話にはなるが、男女の人口はほぼ半々であるのに男女のセックスの回数と人数がこんなに開いているのは単純に不可解だ。女性が遠慮して少なめに申告しているのか、それとも男性が虚勢を張って多めに申告しているのだろうか? それらも一面の真実ではあるということだが、ほかにもいくつかの説明ができるという。

・女性は望まない相手とのセックスをなかったことにする

 カナダ・アルバータ大学が1787人に対して行なった調査では、過去にセックスをした異性の思い出し方に男女の違いがあるということだ。男女共にある程度セックス体験が豊富な人々の話にはなるが、男性は名前を思い出せなくともおおざっぱに体験した女性を振り返ってカウントする一方、女性は初体験から相手の名前を挙げながら順番に思い出すという。手帳や日記にセックスをした日と相手を記している女性も決して少なくないという。

 しかしこういった女性の方法は、一夜の間違いで犯してしまったセックスや後で後悔するセックスを記憶から消してしまおうとする働きもあるのだという。その時の恋人とのセックスは記録しているのに、酔った勢いでしでかしてしまったような過ち(!?)などは文字に残していない傾向があるというのだ。したがって、総じて女性の体験人数は実際より少ないものになりがちだという。

・歳を重ねるほど男性が有利になる

 単純に女性のほうが平均寿命が長く徐々に同年代の男性が減っていくので、年齢層が上であるほど男性のほうが語弊はあるが“売り手市場”になる。したがって男性は現役後半(!?)でセックスの体験人数を増やしていきやすいということだ。

・男性には風俗の選択肢がある

 アメリカの統計では男性の16%が1年のうち1度以上、金銭を支払って性行為(つまり風俗利用)をしているという。もちろん女性向けの風俗もあるにはあるが規模がまったく違うため普通の女性にはなかなかハードルが高いだろう。

 そして男性と女性の体験人数が3倍も違うことの最も大きな理由は、この風俗嬢たちが仕事の上での性行為を体験回数にも体験人数にも加えないからだと思われる。同じくオーラルセックスについての男女のギャップを埋めるのも風俗嬢の存在である。つまり風俗という“見えないセックス”が男女の性の様相を大きく変えているのだ。

■アスリートとセックスの関係は?

 市民ランナーの祭典である東京マラソンが今年も盛大に開催されたが、3万6000人以上もの参加者がいるだけに中には大会前夜にセックスをしたというランナーもいたかもしれない。オリンピックイヤーには何かの話題にもなるアスリートとセックスの関係だが、大会前夜のセックスはパフォーマンスに影響してくるのだろうか。この問題について、最近になっていくつかの研究が発表されているようだ。

 イタリア・フィレンツェ大学の研究チームが昨年10月に生理学系学術誌「Frontiers in Physiology」に発表した研究では、これまで一般的に信じられていたことに反し、セックスは競技のパフォーマンスに悪影響を与えないことが指摘されている。

 禁欲が男性のパワーを高めるという“迷信”はローマ帝国時代にさかのぼるとされ、哲学者プラトンもまたオリンピアンの試合前の性行為をたしなめたといわれている。有名なボクシング青春映画『ロッキー』でも、古参のトレーナーが「女は足にくるんだ(Women weaken legs)」と主人公に試合までセックス禁止を言い渡すシーンがあったりもする。

 本当に試合前のセックスは御法度なのか? 研究チームは過去にスポーツとセックス、大会の成績と禁欲の関連を探った500もの研究を吟味した。その結果、ほとんどの研究は科学的に見るべきものがないもので、検討に値するのはわずか9の研究であったということだ。

 さらに検証を行なった結果、少なくとも試合開始から10時間以上前であれば、セックスは何ら競技のパフォーマンスを低下させるものではないことが結論付けられ、場合によってむしろよい結果を招くことさえ示唆されることになったという。セックスによるリラックス効果でマラソンやアーチェリー、ピストルといった競技種目ではむしろ試合に好影響を及ぼす可能性も浮上してきたということだ。

 昨年のリオ五輪の選手村で、一説には45万個のコンドームが配布されていたといわている。試合が終わった選手が使うものという先入観もあると思うが、実はリラックスして試合に臨むためにこそ、大いに活用されていたのかもしれない!? セックスに関して認識を新たにさせらる話題が続いているようだ。

文/仲田しんじ

@DIME編集部

最終更新:3/13(月) 19:10

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