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英FA杯、“再試合”のメリットは? ビッグクラブには過密日程を強いるが…

3/13(月) 20:40配信

フットボールチャンネル

 現地時間13日、イングランド・FAカップの準々決勝でチェルシー対マンチェスター・ユナイテッドが開催される。

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 すでにマンチェスター・シティ、アーセナル、トッテナムが準決勝進出を決めており、月曜日の試合で最後の1チームが決まる。この試合では、同点で終わった際の「再試合」が行われないことが両クラブから発表されており、仮に90分で決着が付かなかった場合は15分ハーフの延長戦、それでも同点ならPK戦で勝敗を決める。

 FAカップでは通常、同点で90分間の試合が終了した場合、ホーム&アウェイを入れ替えて別日程で再試合が開催される。以前は決着が付くまで何度も再試合を繰り返してきたが、現在の再試合は1試合のみとなっている。

 ユナイテッドやシティなど複数の大会を戦うクラブにとって、再試合は過密日程をより過酷にするものであるため、何としても避けたい事態である。再試合廃止の議論は頻繁にされているものの、いまだにこの風習は残っている。

 再試合がなくならない理由は、下部リーグのクラブにとって再試合が非常に有益だからである。FAカップでは、テレビ放映権やチケットの収入など1試合あたりおよそ数千万円程度がホームとアウェイの両クラブに配分される。

 プレミアリーグ上位クラブにとっては決して大金ではないが、アマチュアクラブにとっては年間予算に大きな収益をもたらすことになる。そのため、ビッグクラブには都合の悪い規則でも現在まで継続されている。

 ただし、両クラブが試合前に合意していた場合、再試合を行わないことも可能だ。今回対戦するチェルシーとユナイテッドは世界屈指の予算規模を誇るため、数千万円の収入よりもリーグ戦に集中するため日程を過密にしない方が大事となる。

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