ここから本文です

「ユーベはPK判定に恵まれている」ナポリ会長とファンが指摘も、伊紙はデータで反論

3/13(月) 17:11配信

SOCCER DIGEST Web

ユーベがPKに恵まれているは嘘? 伊紙はデータを提示。

「ユベントスがスクデットを獲得できるのは、PKの判定で恵まれているからだ」
 
 明言こそ避けたが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はそう仄めかした。だが、ユベントスのお膝元であるトリノに本拠を構える『トゥットスポルト』紙がこれに反論している。
 
 現地時間3月12日のセリエA第28節で、クロトーネにホームで3-0と快勝したナポリ。30分にロレンツォ・インシーニェが倒されてPKを獲得した際、ゴール裏スタンドには「ユーベにPK」という横断幕が掲げられた。これは2日前に行なわれたミラン戦で、決勝PKの判定が騒がれたユーベに対する皮肉だ。
 
 同試合でユーベは、1-1の同点で迎えた試合終了間際のアディショナルタイムにシュテファン・リヒトシュタイナーが、相手DFのマッティア・デ・シリオのハンドを誘ってPKを獲得。これをパウロ・ディバラが決めて2-1とし、勝利をもぎ取っていた。
 
 だが、ミラン陣営はアディショナルタイムの長さやハンドによるPK判定に猛抗議。審判団に暴言を吐きながら食ってかかろうとしたカルロス・バッカは処分が科されると言われており、選手たちはユベントス・スタジアムでロッカールームの備品を壊したとも報じられている。
 
 かく言うナポリも1-3で敗れた2月28日のユーベ戦(コッパ・イタリア準決勝ファーストレグ)で、PKをめぐるジャッジに激怒したクラブだ。ラウール・アルビオルに対するプレーがPKにならず、逆にカウンターからファン・ギジェルモ・クアドラードが倒れたシーンがユーベのPKとなり、試合後に怒りを露わにした。
 
 イタリア・メディアによると、ナポリのデ・ラウレンティス会長はクロトーネ戦の試合後、スクデットの行方について問われ、「私よりも明確に物語っている横断幕があるだろう」とコメント。サポーターが掲げたバナーに言及し、ユーベが判定に恵まれていると示唆したのだ。
 
 しかし、トゥットスポルト紙は同日、『メディアセット』が報じたデータを用いてデ・ラウレンティス会長に反論。というのも、王者の連覇が始まった2011-12シーズン以降、ユーベのPK数はナポリのそれを下回っているというのだ。
 
 これによれば、ユーベが獲得したPKは40で、取られたPKは21。その差は19だ。対してナポリはPK獲得が48回で、取られたのが16。プラス32と王者を大きくリードしている。
 
 また、ミランもユーベと同じ19差だが、PK獲得回数は53と大きく上回っており、さらに2位のローマは取られた回数が33。差こそ7とユーベより“不利”だが、獲得回数そのものは40で並んでいる。なお、インテルは獲得回数31、取られたのが39と、ビッグクラブでは唯一、マイナスに傾いた。
 
 2006年5月に明るみとなったカルチョ・スキャンダルで審判買収の事実が発覚した過去を持つユーベだけに、覇権を築くなかで今回のような批判が出てくることは致しかたないとも言えるが、データはそれを真っ向から否定する格好となった。

最終更新:3/13(月) 17:12
SOCCER DIGEST Web