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幕府公認のたった3つの芝居小屋とは?

3/14(火) 21:10配信

サライ.jp

江戸の人々の娯楽のなかでも、芝居見物は最大の楽しみだったそうです。現在も歌舞伎など伝統芸能の愛好者は多く、時代を超えて人々を魅了しています。

そこで今回は「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題から、芝居に関する問題を4問ピックアップしてみました。ぜひ挑戦してみてください。

【クイズ1】
江戸に芝居小屋はたくさんありましたが、幕府が認めた芝居小屋は三つしかありませんでした。これを「江戸三座」といいます。では、江戸三座にあてはまらないのは、次のうちどれでしょう?

(い)結城座
(ろ)市村座
(は)森田座
(に)中村座

正解(い)
寺社の境内や盛り場にあるものを含めると、江戸に芝居小屋はたくさんあった。しかし、幕府公認の常設の芝居小屋として櫓をあげることができたのは、中村座・市村座・森田座の「江戸三座」だけだった。

【クイズ2】
荒事で人気を博した江戸歌舞伎の初代市川団十郎に対し、和事で評判を呼んだ上方歌舞伎の人気役者は誰でしょう?

(い)3代目尾上菊五郎
(ろ)3代目中村歌右衛門
(は)初代坂田藤十郎
(に)5代目松本幸四郎

正解(は)
初代坂田藤十郎は和事の芸風を作り、男女の恋愛沙汰をやわらかな身のこなしとせりふで演じて人気を博した。

【クイズ3】
歌舞伎十八番のひとつでもある人気芝居の主人公で、恋人の花魁「揚巻」とともに、金と権力を笠にきた「髭の意休」を倒す浅草花川戸の侠客は誰でしょう?

(い)勘平
(ろ)助六
(は)松王丸
(に)弁天小僧

正解(ろ)
市川団十郎のお家芸を集めた「歌舞伎十八番」のひとつ、『助六由縁江戸桜』の主人公。江戸いちばんの男伊達といえば「助六」が相場だが、残念ながらこれは架空の人物である。

【クイズ4】
元禄期(1688~1704)、傾城ものを得意として三都随一の女形と呼ばれ、女形の芸を確立したといわれた名優は誰でしょう?

(い)初代芳沢あやめ
(ろ)4代目岩井半四郎
(は)2代目瀬川菊之丞
(に)初代中村富十郎

正解(い)
歌舞伎は出雲阿国が京で歌舞伎踊りを始めたのが起こりといわれる。その後、遊女歌舞伎が、次いで若衆歌舞伎が人気を得たが、これらは風紀上の問題で禁止に。以後は男性だけが演じるものになり、女役を得意にする者も出てきた。
初代芳沢あやめ(1673~1729)は、美しい遊女を演じて三国一といわれた。

いかがでしたか? 全問正解できた方は自信を持ってぜひ江戸検定にチャレンジしてみてください!

取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)

最終更新:3/14(火) 21:40
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