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代表作・ガンダムに対する安彦良和の愛憎とは?そして『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は50年生きる作品になる

3/15(水) 17:18配信

otoCoto

アニメ黄金期を作りあげてきた“巨匠”たちの物語を紐解くレジェンドクリエイターインタビュー。

今回お招きしたのは、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインなどで知られる安彦良和さん。アニメ黄金期を牽引してきたカリスマクリエイターとして知られる安彦さんの“これまで”そして“これから”を、『機動戦士ガンダム』でカイ・シデン役を務めた声優・古川登志夫が全3回に分けて聞き出します!

レジェンドクリエイターインタビュー
安彦良和×古川登志夫[機動戦士ガンダム THE ORIGIN編]


古川登志夫
(以下、古川):
現在、第4話までイベント上映されているOVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(2015年~)ですが、その漫画原作(2001年より角川書店『ガンダムエース』にて連載開始)って、どういう経緯でやることになったんですか?

安彦良和
(以下、安彦):
サンライズの2代前の社長をやっていた吉井孝幸さんと、さらにその前の社長だった山浦栄二さんに、ずっとやらないかって口説かれていたんですよ。なんでかと言うと、今、海外にガンダムを売りだそうにも、映像が古すぎてダメなんだと。でも漫画があれば営業できるから、描いてくれないかって。

最初は、なんてことを俺に頼むんだ、そんなの知ったことかって断っていたんですよ。当時の僕は描きたいことを勝手に描いて、すごく幸せだったので、わざわざそんなことをしたくなかったんです。ところが私の息子が「お父さん、やらないの?」って聞いてくるわけです。息子は僕以上にガンダムが好きなんですよ。

古川:
それで心が動いた?

安彦:
普段、息子は僕の売れない漫画の手伝いをしてくれてるんですけど、それがガンダムになったらこいつも幸せなのかな、ってちょっと思っちゃったんですよね。……決め手はそれだったかもしれないなぁ。

古川:
息子さん、グッジョブですね!

安彦:
それでも最初は不本意だったんですよ。でも、始めたら、確かにあれは今さら人に観てもらうレベルじゃないよなぁ、吉井さんたちの言うことももっともだなと思い始めて、だんだんその気になっていっちゃった。

古川:
気がつけば10年の長期連載になりましたもんね。

安彦:
本当は3分の1くらいの長さで終わる予定だったんですよ。富野由悠季が映画の三部作でまとめたやつがありますから、それをベースにすればいいやって。それなら3年くらいで終わるだろうって。ただ、やり始めると、彼が捨てた部分が気になってくるんだよね。もったいねぇなって(笑)。そうこうしていたら過去編まで描くことになって10年経っていたというわけ。

古川:
その長大な物語の中で、僕が一番好きなのはやっぱり、ミハルの出てくる一連のエピソードなんですよね。それで今年の正月はなんとベルファストに行ってきたんですよ。うちのかみさんが「カイ・シデンをやっているあなたが、ベルファストに行かない手はない」ってプランを立ててくれたんです。しかも、何を思ったのか、連邦軍の女性兵士のコスチュームをトランクに入れてきて、現地でコスプレするって言うんですよ。

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最終更新:3/15(水) 17:18
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