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【鹿島】鈴木優磨と“ホットライン”を形成する伊東幸敏。こだわり続けるクロスの無限の可能性とは?

3/15(水) 11:30配信

SOCCER DIGEST Web

「本当に、練習あるのみ。改めてそう思いました」

[ACL・3節]鹿島3-0ブリスベン・ロアー/3月14日/カシマ

 鈴木優磨の本格的なブレイクが期待される一方で、常勝軍団ではもうひとり、大きな飛躍を遂げようとする選手がいる。
 
 伊東幸敏。プロ6年目の23歳の右SBだ。
 
 鹿島の右SBは西大伍がレギュラーとして見なされているが、今季は負傷で出遅れており、その代役として先発に抜擢されているのが伊東だ。
 
 ここまでリーグ戦では2節・甲府戦と3節・横浜戦でフル出場を果たし、ACLは3節まですべてスタメンを飾っている。
 
 着実に経験を積むなかで、ここに来て決定的な仕事に絡むようにもなってきた。3月10日の横浜戦(リーグ)に続き、同14日のブリスベン・ロアー戦(ACL)でも、質の高いクロスで鈴木のゴールをアシストしているのだ。
 
 目に見える結果を出せるようになったのは、地道な努力の成果だ。昨季の終わり頃、思うように出場機会を得られない現状を打破しようと、まず取り掛かったのがクロスの練習だった。
 
 金崎夢生や鈴木、田中稔也といったチームメイトに自ら声をかけて、居残りでクロス練習を続けてきた。
 
「本当に、練習あるのみ。改めてそう思いました」
 
 後方からの思い切りの良い飛び出しには定評があった。ただ、ある意味、それだけでは何もならない。大事なのは、フィニッシュワークでいかにゴールの確率を高められるか。その部分で、少しずつ自信がついてきたようだ。
 
「あとは僕のボール次第だったけど、最近は良いクロスを上げられるようになってきたと思うので、それが良かったのかな、と」
 
 ライバルである西との競争について聞けば、「プレースタイルも違いますし、あとは監督のチョイスなので。でも、結果を残すことが何よりも大事だと考えていますし、試合に出たら結果にこだわってやっていきたいです」と言葉に力を込める。
 
 2試合続けて、鈴木のゴールをお膳立てしているだけに、ふたりの“ホットライン”が注目され始めている。そこでスポットライトを浴びているのは鈴木かもしれないが、伊東もまた、その存在感を高めているのは事実だ。
 
 クロスの供給先は鈴木だけではない。今後は金崎が、ペドロ・ジュニオールが、土居聖真が、山本脩斗が、伊東のアシストからゴールを決めても不思議ではない。
 
 こだわり続けてきたそのクロスは、無限の可能性を秘めている。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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最終更新:3/15(水) 11:30
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