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無印良品が中国国営テレビ「消費者の日」で槍玉に…現地ユーザーの反応は?〈dot.〉

dot. 3/16(木) 11:55配信

 あの「無印良品」が中国で思わぬ“とばっちり”を受けてしまった――。「核汚染地域」の輸入食品を取り扱っているとして、中国のSNSで突如「無印良品」がホットキーワードのトップに躍り出て注目を浴びた。そのきっかけは3月15日夜、中国国営中央テレビが放送した番組「3・15晩会」だ。

 この番組は、違法行為をしている企業や不誠実な企業、悪質な商品やサービスを極秘取材で暴くというもの。「世界消費者権利デー」である3月15日に合わせ、毎年放送されている。

 特に、中国市場に進出している有名外国企業が番組で取り上げられることが多い。過去には、日産自動車やフォルクスワーゲン、ニコンなど名だたる企業が槍玉にあげられた。番組を見た消費者の抗議が集まるたび、企業側は謝罪し、リコールやサービス内容の変更を迫られている。こうした経緯もあり、毎年この時期になると、中国市場に進出した外国企業は“戦々恐々”としているのだ。

 今年の放送で思わぬ形で取り上げられたのが、冒頭で触れた「無印良品」だった。番組では、まず日本食品を取り扱う中国の輸入業者らが追及された。輸入業者らは、本来明記されている生産地をごまかすことで、中国への輸入が禁止されている地域の食料・飲食品を国内へ流通させていたという。福島原発事故の影響で、栃木や新潟などいくつかの地域の食料生産品や農産物が、現在でも中国では輸入が禁止されている。

 番組内では、カルビーのシリアル「フルグラ」、新潟魚沼産コシヒカリなど中国で流通する日本の輸入品などが紹介された。日本語で「栃木県産」「新潟県産」と袋に明記しているが、流通の過程で禁止地域産であることを不明確にしたり、生産地を「日本」とだけ記した中国語の説明シールを貼り付けていたという。他にも、新潟県産なのに「北海道産」と中国語で説明する商品も取り上げられた。そのなかで、「無印良品」の商品棚に置かれている食品や飲料物の中国語の説明シールを剝がすシーンが映し出された。

 早速、それを見た番組視聴者が反応したのか、新浪微博(中国版ツイッター)の話題のキーワードとして「無印良品」が突如1位として浮上した。新浪微博にある無印良品の公式アカウントにも、多くのコメントが書き込まれた。やはり「無印を信じていたのに」「日本の商品は買わない」という声もあったが、日本や「無印良品」に対する直接的な批判的なコメントは少なかった。「中国人が中国人を騙す」(今回の場合では中国の輸入業者を指す)、「番組が酷い」といったコメントも目立った。

 「無印良品」はここ数年、中国で非常に人気が高く、中国各地で約200店舗まで拡大している。「無印良品」の運営会社である良品計画の決算資料(2017年2月期上期)によると、中国市場の営業収益は約264億円で、営業収益全体の約16%を占めている。

最終更新:3/18(土) 12:54

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